■洗車が主眼の製品ではない
こうした日用品としての使い勝手最優先で企画された製品は、使ってみると新鮮です。今までの家庭用高圧洗浄機というのは、比べてみると業務用のお下がりみたいな設計で、言ってみればダイソンのクリーナーと工事現場の集塵機くらいの差があります。
見た目も小洒落たもので、家に置いても野暮ったさがない。おそらく奥様方のウケもいいでしょう。購入にあたって説得しなくても、奥様の方から欲しいと言い出してくれるかもしれません。
ただし、この製品パッケージは洗車を主眼に置いていません。それは5メートルという高圧ホースの長さ。長さ3.95メートル、幅1.73メートルのロードスターの車体を半周もできません。さりとて作業効率を考えて長いホースに交換すると、K MINIらしさが失われるのは前述した通り。
K MINIを洗車用として迎える際の落とし所はどこか。次回はロードスターへ向けてぶっ放しながら考えてみましょう。それではまた。
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