52%がユーザー認証のログイン時に離脱 ネット通販・Webサービスの実態調査を実施
かっこ
~カード決済は60%が不安ありとの結果も~
オンラインでのなりすましや不正アクセスなどの不正検知サービスを提供するかっこ株式会社は、(本社:東京都港区、代表取締役:岩井裕之、以下、かっこ)、画像認証などのユーザー認証における使い勝手やコロナ禍におけるネット通販の利用状況について実態調査を実施いたしました。 今回の調査結果からは、セキュリティレベルを上げる際に、ユーザーの使い勝手も配慮しつつ、より高度なセキュリティを目指していくことが必要不可欠であるという点が浮かび上がりました。
■調査の背景
ショッピング、仕事、宿泊やチケット予約など、さまざまなサービスがネット上で使えるようになった一方で、昨今、情報漏洩や不正アクセスなどのニュースも多く、本人確認のためのユーザー認証を求められる機会が目に見えて増えてきました。そこで、今回はユーザー認証としてよく使われている「人間には判読できるが機械にとっては判読困難な数字や写真を使う画像認証」や「携帯電話のショートメッセージを使ったSMS認証」について調査しています。
■ 調査概要
調査方法:インターネット調査
調査期間:2020年7月8日-22日
調査対象:20代~60代の男女 300名
本リリースに関する内容をご掲載の際は、必ず「かっこ株式会社調べ」と明記してください。
■調査結果サマリー
1:Webサービスのセキュリティについて
Q:登録やログイン時にセキュリティ対策で困った経験について教えて下さい。
この結果からも分かるように、認証サービスというアプローチは、ユーザーにとってハードルが高いと言えます。また、さらに安全な認証方法として、多要素認証(*1)があげられますが、2025年まで年平均15%成長していく(*2)という見方もあり、今後より一般的になっていくことが予想されます。
*1:知識情報(記憶している情報)、所持情報(端末情報)、生体情報(指紋、声帯)の2つの要素を満たし、認証をするもの
*2:出典 アメリカの市場調査会社であるGrand View Research社調べ「Multi-factor Authentication Market Size Worth $17.76 Billion By 2025」
2:ネット通販において、クレジットカード決済を利用する際の安心感について
Q:ネット通販でクレジットカード決済を利用する際の安心感を教えてください。
調査の結果、全体の61%がカード決済に不安を感じていることが分かりました。総務省の調べでも、インターネットを利用している個人のうち、不安を感じている人の割合は、「不安を感じる」「どちらかといえば不安を感じる」を合わせると70.7%であり、約7割の利用者が何らかの不安を感じているとされています。(*3)
*3:出典 総務省「平成 30 年通信利用動向調査の結果」
3:新型コロナウイルスでのネット通販利用について
Q:新型コロナウイルスがきっかけで、ネット通販の利用は増加しましたか。
かっこでは、ネット社会が一般化するなかでユーザビリティにも配慮しながら、高度なセキュリティ対策を提供し、ユーザーの皆さまが安心して利用できる世界を目指します。
【不正アクセス検知サービス「O-motion」について】
『O-motion』はWEBサイトにアクセスしたユーザーのログイン時の挙動や、アクセスした端末情報等をリアルタイム分析し、他人のなりすましを検知するソリューションです。
正常なユーザーに負担をかけることなく、機械的/人為的な不正双方を検知し、不正アクセスから生じる個人情報漏洩、転売等の不正行為を防止することが可能です。
今後も不正傾向を調査し、広く発信することで、事業者様の被害防止に貢献してまいります。
【不正注文検知サービス「O-PLUX」について】
『O-PLUX』は、オンライン上の取引データを個人情報保護に留意した形で導入企業と連携し、正常な購入者の使い勝手を損なうことなく、クレジットカードや後払い決済での不正注文、悪質な転売などをリアルタイムで検知するソリューションです。
国内での導入実績は20,000サイト以上で、幅広いジャンルでご利用いただいています。
個別チェックにかかる手間や督促に掛かる費用の削減、審査精度向上などが可能です。
■会社概要:かっこ株式会社
住所:東京都港区元赤坂1-5-31 新井ビル4F
代表者:岩井 裕之(いわい ひろゆき)
設立:2011年1月28日
URL:https://cacco.co.jp/
事業内容:SaaS型アルゴリズム提供事業
(不正検知サービス、決済コンサルティングサービス、データサイエンスサービス)