Core i5-10300H、GTX 1650 Ti搭載、液晶はsRGB比約98%、AdobeRGB比約73%
9万円台でクリエイター入門に最適な高コスパ15.6型ノートPC「raytrek(レイトレック) G5」、高色域ディスプレーも魅力
2020年10月04日 13時00分更新
サードウェーブのクリエイター向けブランド「raytrek(レイトレック)」から、15.6型ディスプレーを採用するノートパソコン「raytrek G5」が登場した。「次世代クリエイターのためのオールラウンドモデル」というキャッチコピーどおり、クリエイティブ用途でパソコンをほしい人や、すでにコンテンツ制作などを行なっている人のサブ機的な使い方もできそうな1台だ。
オールラウンドモデルというだけあって、基本スペックはいい具合。CPUは、インテルの第10世代Core i5-10300H、GPUはNVIDIAのGeForce GTX 1650 Tiが採用されている。標準構成でメモリー16GB、ストレージはNVMe接続の500GB SSDが搭載されているので、カスタマイズなどの追加要素なしでも、そのまま実用できる土台を持っている。加えて、9万8978円とかなり魅力的な価格設定になっている(10月4日現在)。
光学式ドライブは内蔵しておらず、Wi-Fi6に対応した無線LANを搭載。外部ディスプレー出力は3系統あり、作業環境の拡張性も高い。また、ディスプレーはsRGB比約98%、AdobeRGB比約73%の高色域があるため、しっかりコンテンツ作成向きになっている。プロがしっかり色を確認するといった場合だと、sRGB、AdobeRGBともに数値的には十分とまではいかないが、一般的なディスプレーよりは確実に色の確認ができるだろう。
CPUとGPUの変更はできないが、注文時のカスタマイズでメモリーは最大32GBまで拡張可能。加えて、ストレージも2.5型のドライブを追加することができるので、取り扱うデータが大きい場合は外部ストレージではなく内蔵ストレージを増やすのもありだ。
キーボードは、小さめなエンターキーに慣れが必要だったが、キータッチは軽く反発力も弱めな感じなので、力を入れずに軽く入力したい人には、打ちやすく感じるだろう。入力されるポイントがつかみやすく、軽いタッチで入力できるので、長時間文字入力する人にはオススメしたいキーボードだ。
インターフェースは、十分な数が用意されている。とくに外部ディスプレーへの出力が3系統あり、すべての出力ポートを埋めることはそうそうないだろうが、作業環境の拡張がしやすい。加えて、HDMI接続なら4K出力にも対応している。
USBポートは豊富で、背面のType-Cと右側の2基のType-AがUSB 3.2 Gen1に対応している。左側のType-A端子はUSB 2.0規格になっているため、ストレージを接続する場合には、右か背面のUSB 3.2のほうにつなげたほうがいい。
次回は、raytrek G5の性能についてチェックしていこう。
試用機の主なスペック | |
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製品名 | raytrek G5 |
CPU | Core i5-10300H(2.5GHz~最大4.5GHz)、4コア/8スレッド |
グラフィックス | GeForce GTX 1650 Ti(4GB GDDR6) |
メモリー | 16GB |
ストレージ | 500GB SSD(NVMe対応) |
ディスプレー | 15.6型(1920×1080ドット)、sRGBカバー率約91% (sRGB比約98%) / AdobeRGBカバー率約70% (AdobeRGB比約73%) |
内蔵ドライブ | ー |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n)、Bluetooth 5.0 |
インターフェース | USB 3.2 Gen1×2、USB 3.2 Gen1(Type-C)、USB 2.0、HDMI、mini DisplayPort×2、有線LAN端子、SDカードリーダー、マイク入力、ヘッドフォン出力 |
サイズ/重量 | およそ幅359.8×奥行244.3×高さ25.8mm/約2.1kg |
OS | Windows 10 Home(64bit) |