• Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

イベントレポート

注目の特集

アクセスランキング

週刊アスキー最新号

  • 週刊アスキー特別編集 週アス2024May

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

MITテクノロジーレビュー

EMEAのe-SportsディレクターであるFrancois-Xavier Deniele氏にもインタビュー

R6S最強の国を決めるワールドカップ開催決定、アンバサダーの元NBA選手のトニー・パーカー氏にインタビュー

2020年09月17日 16時00分更新

文● 八尋 編集●ASCII

トニー・パーカー氏とユービーアイソフト EMEAのe-Sportsディレクター Francois-Xavier Deniele氏にインタビュー!

アンバサダーを務めるトニー・パーカー氏と、ユービーアイソフトのEMEAのe-SportsディレクターであるFrancois-Xavier Deniele氏にオンラインインタビューを実施

 今回、アンバサダーを務めるトニー・パーカー氏と、ユービーアイソフトのEMEAのe-SportsディレクターであるFrancois-Xavier Deniele氏にオンラインインタビューを実施。本大会について色々聞いてみた。

トニー・パーカー氏インタビュー

バスケ界のレジェンドであるトニー・パーカー氏

ーーアンバサダーの依頼が来た時のファーストインプレッションを教えてください。また、R6Sにおいてワールドカップが開催されると初めて聞いた際の感想も教えてください。

トニー・パーカーさん(以下、トニー):アンバサダーについてユービーアイソフトから依頼があったときはとてもうれしかったです。R6Sの初めてのワールドカップのアンバサダーに就任できるなんて、とても光栄だと思いました。僕にとってeスポーツの世界で成長して経験を積めることは、素晴らしい機会なんです。だからとてもうれしいですし、待ち遠しいです。

ーーNBAのチームとしても、フランス代表としても活躍された中で、チームで戦うことと国の代表として戦うことの違いをお聞かせください。

トニー:僕は20年近く同じチームでプレイしてきたし、素晴らしい街のために戦うのはいい経験でした。でも、母国を背負ってプレイするのは、レベルがまったく違います。もっと規模が多くて、プレッシャーも大きいです。国を代表して各国のベストチームと戦いますからね。だから僕にとって両者はかなり違うと思っています。R6Sのファンも、ワールドカップを通してそれを感じてくれればうれしいです。

ーーアンバサダーとしてどのような活動を予定されていますか?

トニー:僕のアンバサダーとしての役目は、プレイヤーの皆さんに会って、今まで僕が培ってきた経験をシェアすることです。皆さんと話してみたいので、会えるようになることを願っています。実際の活動内容の詳細はまだいえませんが、開催される2021年までに世界がよくなって素晴らしいイベントを開催したいですね。

ーーそもそもどういった経緯でeスポーツに興味を持たれたのでしょうか?

トニー:6、7年前に興味を持ちだして、それからずっとeスポーツの世界やその仕組みに関心がありました。また、その頃にあるチームからeスポーツへ投資しないか? って声がかかって、僕のアカデミー内に設立することを決めました。様々なゲームのベストプレイヤーが集まって、個々のスキルを向上できるアカデミーを作りたかったんです。そんなアカデミー今までなかったですから。

 強いパッションを持っているeスポーツのコミュニティやファンが単純に好きですね。また、僕はビデオゲームを兄弟とプレイして育ったので、ゲームコミュニティに恩返しして一緒に成長していきたいという思いもあります。

ーーeスポーツの選手は、(とくに日本は)若い選手が多いです。19歳からポイントガードとして活躍されてきた中で、そういったプレッシャーにはどのようにうちかってこられたのでしょうか?

トニー:いい質問ですね。若いときには、様々なストレスやプレッシャーがありますが、みんなそれぞれの乗り越え方があると思っています。僕は幸いにもバスケットボールの経験がある父がいたから、メンタルの整え方や大事な試合への気持ちの整え方とかプレッシャーにどう打ち勝つとか、彼の経験をシェアしてくれて、とても助けられました。

 だから今回アンバサダーとして、僕も日本のプレイヤーのみんなに同じように、僕の経験をシェアしたいと思っていますよ!

ーーありがとうございました。

Francois-Xavier Deniele氏インタビュー

Francois-Xavier Deniele氏

ーー本大会の発表は、R6Sファンにとってはとてもうれしいことだと思います。本大会は、いつ頃から計画されていたものなのでしょうか?

Francois-Xavier Deniele氏(以下、FX):ワールドカップの話があったのは、2年ほど前からです。ブラジルでのR6Sの大会で、多くのブラジル国旗を目にしたんです。また、Canadian選手がステージに上がるときにはいつもカナダの国旗を持っていたりもします。

 こういった光景をみてきたので、2年前のブラジルでの大会の際に、R6S・eスポーツで国を背負って戦うというクレイジーなアイディアが出ました。そのときから、時間をかけてR6Sのエコシステムを定義してきました。そして、ついに国対国の戦いを始める最適なときが来たというわけです。

ーー本大会では、チームマネージャーはリージョン内ユービーアイソフトのeスポーツチームから1人選出されるとのことですが、2人目、3人目のチームマネージャーはどうやって選ぶのでしょうか。また、プロプレイヤー、シージコミュニティーから1人ずつ選ぶようにしたのはなぜでしょう?

FX:R6S eスポーツのエコシステム内から代表を選ぶことが、当初のアイディアとしてありました。コミッティーメンバーは、R6S eスポーツにおけるすべてを代表している必要があります。そのため、エコシステムのそれぞれの分野において、一番近い存在を選ばなくてはいけないんです。1人はユービーアイソフト各支社から、1人はプロチームから、そしてコミュニティからも選んでもらいます。実際にどうやって選出するかは、今後わかってくるはずです。

ーーワールドカップ発表から約1年でファイナルステージですが、各国はどのようなスケジュールでファイナルステージに挑むことになるのでしょうか?

FX:発表からファイナルまで、十分な時間を用意することが重要だと思っています。初めにナショナルコミュニティーを決定して、それぞれのマネージャーが5人の国のベストプレイヤーを選出します。14ヵ国のチームはファイナルステージの出場が決まっていますが、これに加えて、6ヵ国のチームが予選を通して選ばれます。コミッティーが選んだチームとワールドカップに対して、情熱がどんどん大きくなってファイナルステージを迎えられたらいいなと思っています。

ーートニー・パーカー氏にアンバサダーを依頼した経緯を教えてください。

FX:本大会はまったく新しいレイヤーの大会で、リージョナルリーグと違って、国を代表する戦いになります。今まで我々がやってきたこととはまったく違うので、国を背負って戦うということを経験してわかっている人を起用したかったんです。その点で、トニー・パーカーはフランスナショナルチームでも活躍してきましたし、北米でもとても著名です。ということで、国を背負ってきた経験を生かして、各国のコミッティーの刺激になればいいなとおもって依頼しました。

ーー最後に、日本のR6Sファンにメッセージをお願いします。

FX:日本のナショナルチームを観るのをとても楽しみにしています。待てません! 日本では、世界で有数の情熱的なコミュニティーがありますから。日本のベストプレイヤーが集結しますよ。日本はトップに上り詰める大きなチャンスを持っていると思っています。皆さん、日本代表を応援してください。会場で日本の国旗をみることを楽しみにしています。

ーーありがとうございました。

 日本のR6Sファンにとっても(私も)、本大会の発表は衝撃的だったと思う。コミッティーメンバーや代表選手など、まだまだ未発表な部分は多いので、様々な発表を待ちながら、ファイナルステージへ向けて楽しんでいこう。

この記事をシェアしよう

ASCII.jpの最新情報を購読しよう