業界最小クラス4軸モーションコントロールボード開発。Raspberry Piと組み合わせる事でロボットや加工機制御の開発期間短縮へ貢献。(9月3日国際フロンティア産業メッセ2020初披露)
東阪電子機器株式会社
開発期間短縮に貢献するシリーズ製品第1弾
東阪電子機器株式会社(本社:東京都渋谷区 代表取締役社長:永野 敏廣 以下東阪電子)は製品開発の短縮化に貢献する製品シリーズの第1弾として業界最小クラス4軸モーションコントロールボードを開発しました。 Raspberry Piと組み合わせる事で従来のプログラマブルロジックコントローラ(以下PLC)や産業用PC(以下IPC)と比較して、安価で複雑なモーション制御が可能になります。今後人手不足対策として益々需要が高まるロボットや自動化設備に寄与していきます。 (HP: https://www.tohan-denshi.co.jp/origin/1427/)
□開発背景
近年顧客の製品ライフサイクルの短縮化により、今まで以上に製品開発の短縮化が重要になってきております。従来お客様は試作機を開発する際、制御はPLC、IPCや基板を製作する等の対応をしておりました。しかしPLCやIPCを使用して複雑な制御をする場合、1台数十万と高額になってしまうという課題がありました。一方コストを安価にする為、基板を製作する場合、コストは安価になりますが、基板を開発するには数カ月要すという開発期間長期化の課題がありました。そこで今回弊社では世界的に使用されている低価格のシングルボードコンピュータRaspberry Piと弊社が開発するユニットを組み合わせることで、安価に高精度な制御が出来る仕組みを提供していきます。そして今回製品第1弾として「業界最小4軸モーションコントロールボード」をリリース致します。
□製品特徴
1. 業界最小クラスの大きさ【従来製品面積比 75%ダウン】
2. 4軸同期制御や連続補間等複雑な制御が可能また最大32軸まで連結も可能
3. Raspberry Pi対応のAPIを用意しており、プログラム対応が容易
□お客様への提供価値
1. 業界最小クラスの大きさの為、従来は搭載出来なかった卓上ディスペンサやロボット等小型装置に搭載が
可能となり装置の小型化に貢献
2. 4軸同期制御や連続補間等複雑な制御が可能な為、1ユニットで幅広い装置への対応が可能
3. Raspberry Piに対応。またAPIを用意している為、プログラム対応が容易
□製品仕様
項目:仕様
製品名: Raspberry Pi I/F対応 4軸モーション・コントローラ
製品型式:ePI-09
出力回路:差動ラインドライバ
出力速度範囲:1~8MHz
加速度範囲:1Hz/sec~536,870,911Hz/sec
出力パルス範囲:-2,147,483,646~+2,147,483,646 drive pulse
加減速度カーブ:定速、対称/非対称直線加減速、対称/非対称S字加減速
エンコーダA相/B相入力:高速フォトカプラ入力
主な制御機能:定量位置決め、連続送り、原点復帰、補間(直線、円弧)
汎用入力仕様:フォトカプラ絶縁 1点/軸
汎用出力仕様:フォトカプラ絶縁オープンコレクタ出力 4点/軸
通信:I2C(対Raspberry Pi)
電源電圧:DC24V±10%
使用温度範囲:0~+45℃
外形寸法:W85×D56mm(コネクタ、金具部は含まず)
規格:RoHS指令に適合
□展示会情報について
9月3日~開催される国際フロンティア産業メッセ2020に新製品「ePI-09」を出展致します。今回4軸の位置決めデモ機、短軸ロボット+DDモータを組み合わせたデモ機を出展致します。是非ともご来場頂ければ幸いです。
■国際フロンティア産業メッセ2020HP
https://www.kobemesse.com/
■ブース:1号館 G-01
https://www.kobemesse.com/exhibit
□今後の展望
今後Raspberry Pi に対応したIOユニットやステッピングドライバ、Raspberry PiをFA機器対応した製品等を拡張していきます。またそれに加えて、お客様からご要望頂いたユニットについても積極的に開発をしていきたいと考えております。何かございましたらお気軽にお問合せ頂ければ幸いです。
□東阪電子について
弊社は創業以来37年間「思った通りにモノを動かす」をコア技術として、お客様の要望に応じて「プリント基板」からそれを組み込んだ「コントロールユニット」、また「装置」など多種多様な製品を創り続けているモノづくり企業です。
B to B向け製品が主流ではありますが、B to C向け製品としては全国の量販店に設置してある「はんこ自動刻印機」等があります。
本社は東京恵比寿にあり、工場は国内1ヵ所(大阪府吹田市)、海外1ヵ所(中国東莞市)あります。また医療機器ISO13485も取得しております。
事業形態としては開発委託であるODM、製造委託であるEMSが従来は主でありましたが、今後は新たな柱として自社製品を拡張していきます。
□お問い合わせ
東阪電子機器株式会社
管理本部 永野 仁士(ながの ひとし)
TEL:06-6337-7100
E-mail:https://www.tohan-denshi.co.jp/contact/
製品HP:https://www.tohan-denshi.co.jp/origin/1427/