特許庁、参加無料の「知財のミカタ~巡回特許庁~」を全国で開催
第1回は大阪市で開催予定
特許庁は、9月8日から2021年2月にかけて、「知財のミカタ~巡回特許庁~」を全国9都市で開催する。第1回は、9月8日に、大阪市において、昨年ノーベル化学賞を受賞した吉野 彰 旭化成名誉フェローを基調講演者に迎えて開催する。
知財に対する、「自分には関係ない」、「難しそう」という“見方”を変え、知財を“味方”にすることをコンセプトに、特許庁は毎年、全国各地で「知財のミカタ~巡回特許庁~」を、参加無料で開催している。各分野の第一線で活躍する専門家を講師に迎え、知財の見方を変えるセミナーを行なうほか、開催地域で活躍する弁理士が分かりやすく知財について説明する日本弁理士会による「知財広め隊セミナー」を併催。さらに、知財や経営に関する悩みについて、INPIT知財総合支援窓口やよろず支援拠点の支援担当者が対応する。
今年度は、全国9地域9都市(うち6都市が初開催)で開催し、地域を知財で盛り上げる。開催予定都市は、北海道旭川市、秋田県秋田市(初開催)、長野県(初開催)、富山県富山市(初開催)、大阪府大阪市、鳥取県米子市(初開催)、香川県高松市、宮崎県宮崎市(初開催)、沖縄県名護市(初開催)。開催日程、会場、プログラム詳細は「令和2年度 知財のミカタ~巡回特許庁~」特設サイトにて掲載する。
今年度第1回の開催となる「巡回特許庁 in KANSAI」では、昨年ノーベル化学賞を受賞した吉野 彰 旭化成名誉フェローを基調講演者として迎え、研究開発と特許について自身の経験を講演。また、「ベンチャーやリアルテックの現在と未来」、「企業のブランディング戦略」、「with・afterコロナ時代の事業創造」といった企業に関心の高いテーマと知的財産のあり方について、4つの個別セッションも開催する。
参加費は無料で、詳細は特設サイトを参照のこと。なお、新型コロナウイルス感染症の状況により、開催形態の変更や中止となる可能性があるので、最新の開催情報についても特設サイトを確認してほしいとしている。
「知財のミカタ ~巡回特許庁 in KANSAI~」概要
■開催日
9月8日13時30分~18時(開場13時)
■開催場所
ナレッジキャピタル コングレコンベンションセンター(大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪 北館B2階)
■開催プログラム
【メインセッション】
・13時30分~15時
「リチウムイオン電池が拓く未来社会」
旭化成 名誉フェロー 吉野 彰氏
【サブセッション】
・15時15分~16時15分
「リアルテック研究者の「熱」で世界を変えていく
~ユーグレナ社の経験を未来につなぐ〜」
ユーグレナ 取締役副社長 COO ヘルスケアカンパニー長
リアルテックファンド 代表 永田 暁彦氏
リバネス 代表取締役グループCEO 丸 幸弘氏
「社内外に共鳴の輪を広げる一貫したブランディング戦略」
オムロン 執行役員 グローバルインベスター&ブランドコミュニケーション
本部長 井垣 勉氏
・16時30分~17時30分
「大企業×中小・ベンチャー企業による新たな事業創造
~withコロナ・afterコロナ時代を拓く~」
マクセル 知財・イノベーション本部 本部長 山本 達也氏
ジェノコンシェルジュ京都 代表取締役 山崎 寿郎氏
日本弁理士会併催イベント「中小ベンチャー企業のための知財戦略
~研究開発の成果を事業に活用するための具体的方法~」
日本弁理士会関西会所属 弁理士 上羽 秀敏氏
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