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麻倉怜士のハイレゾ真剣勝負 第51回

藤田恵美の邦楽カバー第2弾など、高音質録音をハイレゾで聴こう

2020年07月19日 12時00分更新

文● 麻倉怜士 編集●HK

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 評論家・麻倉怜士先生による、今月もぜひ聴いておきたい“ハイレゾ音源”集。おすすめ度に応じて「特薦」「推薦」のマークもつけています。優秀録音をまとめていますので、e-onkyo musicなどハイレゾ配信サイトをチェックして、ぜひ体験してみてください!!

この連載で紹介した曲がラジオで聴けます!

 高音質衛星デジタル音楽放送、ミュージックバード(124チャンネル「The Audio」)にて、「麻倉怜士のハイレゾ真剣勝負」が放送中。毎週、日曜日の午前11時からの2時間番組だ。第一日曜日が初回で、残りの日曜日に再放送を行うというシークエンスで、毎月放送する。

収録風景

『ココロの時間』
藤田恵美

特選

 藤田恵美の邦楽カバーアルバムの第2弾だ。初代は2008年9月17日発売の「ココロの食卓・おかえり愛しき詩たち」、今回は「ココロの時間」。井上陽水、ビリーバンバン、下田逸郎、玉置浩二……などの70年代男性歌手のカバーだ。藤田恵美は元祖オーディオ・クィーンとして、90年代後半に東南アジアでブレイク。彼の地の日本人女性歌手への憧れと、高音質が加わり、東南アジアのオーディオ展示会では、藤田恵美のカモミールシリーズの独壇場だった。その後、ソニーの音質エンジニアが制作に加わるなど、「オーディオ指向」を強めていた。

 ところが今回は、オーディオ指向ではないと言う。この間の藤田恵美の録音を手掛けてきた録音エンジニアの阿部哲也氏(HD Impression)は、e-onkyo musicでの特設サイトのインタビューでこうコメントしている。「今回はあえて、オーディオ的な意味での“いい音”にはあまりこだわらず、音楽的によく聞こえることを意識して作りました(中略)。前作の『camomile colors』は久々のカモミールシリーズというプレッシャーもあって(笑)、とにかく高音質にしようという意識が強かったんです。今回は高音質へのこだわりはそのままに、音楽そのものをいかに多くのリスナーに届けられるかという視点を大事にしています」

 音的なところはやり尽くした。もっと音楽的なところに意を払ったという。サウンド的には人間的で、暖かく、誠実という藤田の記号性はそのままに、肩の力を抜いた生成りの表情が素敵だ。確かにオーディオ的な音設計という意味では、これまでのオーディオ指向の作品とは異なる趣きだが、そのおおらかでナチュラルな音調もなかなか良い。サウンド的な、テクノロジー的な次元を超えたところに藤田の歌の本質があるということだろう。みずみずしい音と聴いた。 

 音楽的な観点から面白いと思ったのは、「白いブランコ」(オリジナルはビリーバンバン)のコード進行だ。「いちばん馴染みがあって、サラっとできるかなと思っていた『白いブランコ』が、実はすごく難しかったんです」と藤田は同インタビューで述べている。オリジナルのコード進行は、A-A7-F#-Bmだが、本アレンジではこのキュンと来るコード進行は、間奏が終わって、テーマが再現するまで出てこない。それまではぐっと来るノンダイアトニックF#がないシンプルなA-A7-Bmだ。コード進行的に盛り上げを工夫していことが分かる。

FLAC:192kHz/24bit、96kHz/24bit
WAV:192kHz/24bit、96kHz/24bit
DSF:5.6MHz/1bit
HD Impression、e-onkyo music

『ピック・ミー・アップ・オフ・ザ・フロア』
ノラ・ジョーンズ

特選

 2016年の「デイ・ブレイクス」以来のフルアルバム。これまで、「アイム・アライヴ」、「ウァー・ユー・ウォッチング?」、「ハウ・アイ・ウィープ」と先行シングルが間をつないでいたが、いよいよ、それらも含んだニューアルバムがリリース。11曲の作詞作曲はすべてノラの手になるもの。「1.ハウ・アイ・ウィープ」からノラ・ジョーンズの魅力が爆発だ。粘性が高く、ねちっこく、濃厚で、すこし不良っぽく、セクシーという彼女の声がダブルトラックで歌われるのも嬉しい。「2.フレイム・ツイン」は、突きぬけ感が強い。音質は素晴らしい。ステレオ音場の中央に背後のバンドを睥睨するように聳え立つヴォーカル音像は、輪郭が明瞭で、音色もひじょうにクリヤー。ピアノとドラムスの音が高密度だ。このアルバムは録音の魅力もたいへん大きい。

FLAC:96kHz/24bit
MQA:96kHz/24bit
Blue Note Records、e-onkyo music

『メシアン:「鳥のカタログ」』
児玉桃

特選

 2008年のメシアン生誕100年周年を飾った「児玉桃メシアンプロジェクト」の5回の演奏会は大いに話題になった。それを記念して、2009年にDSD録音された音源をリマスターした。

 すこしメタリックを帯びるピアノの音色が華麗だ。2009年のDSD録音だが、まさに今、録られたような、もの凄く鮮明で鮮烈なサウンド。まさにメシアンが込めた鳥の生態の音楽化に、児玉桃のクールで、美しい音色は最適だと聴ける名演奏であり、名録音だ。ダイナミックレンジが強大で、音の立ち上がり/下がりが俊敏で、不協和音の重音が続くが、そのひとつひとつの構成音まで、こと細かに見えるような解像力の勢いだ。不協和がもたらす響きの強靭さが、DSDの高描写力で巧みに捉えられている。ペダリングが巧みで、響きの濁りがたいへん少ない。それは、録音テクニックの上手さも効いていよう。

FLAC:192kHz/24bit、96kHz/24bit
WAV:192kHz/24bit、96kHz/24bit
DSF:2.8MHz/1bit
TRITON、e-onkyo music

『192KHz & DSDで聴く マエストロ・サンティ オーケストラ・ワークス』
ネッロ・サンティ、 NHK交響楽団

特選

 本記事で何度も登場しているマイスターミュージックが制作した、NHK交響楽団とベストの相性を聴かせたネッロ・サンティ(2020年2月6日、88歳で没)のオムニバスアルバムだ。真空管と特殊銅による、オールハントメイドの「ゲアールマイク(周波数帯域:8Hz~200KHz)」を使い、2004~2010年の6年間に渡って録りためたアーカイブからの抜粋だ。今回、リマスタリングを行い、192kHzとDSD11.2MHzでの配信となった。

 「1.交響曲第4番第4楽章(チャイコフスキー)」。底抜けに明るく。、明晰なチャイコフスキーだ。ホールトーンは少なく、弦楽、管楽、金管がひじょうに明確に位置と音色を持つ。ソノリティではなく直接的なサウンドで聴かせる、ブリリアントで、光がいっぱいに溢れる、チアフルやなチャイコフスキーだ。チャイコフスキーのイタリア紀行記を読んでいるような明るさ。

 「3交響曲第6番《悲愴》 第4楽章」も悲劇的というより、歌謡的な歌心が横溢するカラフルな音色感だ。音譜ごとに第1、第2のヴァイオリンパートの入れ替わりが、音像位置でよく分かるのがオーディオ的、音楽的な面白さだ。♪ミレドシラシ(移動ド。楽譜はロ短調)の旋律で、チャイコフスキーのオリジナルスコアは第2ヴァイオリンが「ミ」、第1ヴァイオリンが「レ」……となっているが、本音場では、「ミ」が最左に、「レ」が中央寄りに聞こえる。つまり第1と第2ヴァイオリンのパートを逆転させていることが、明瞭な音像再現で分かるのだ。ハイレゾンの威力といえよう。音調は目の覚める高解像感というより、音の塊感、凝縮感をより感じさせる。ゲアールマイクの威力と聴いた。

FLAC:192kHz/24bit
WAV:192kHz/24bit
DSF:11.2MHz/1bit
マイスターミュージック、e-onkyo music

『Mendelssohn: Symphony No. 4, Op. 90 "Italian"』
Guido Cantelli

特選

 イタリアの名指揮者、グィード・カンテッリ(1920~1956年)が1951年に録音したモノラルのメンデルスゾーン。トスカニーニの後継者と目され、若くしてスカラ座の首席指揮者に就任が決定しながらも、飛行機事故で亡くなった、悲劇の指揮者として知られる。

 素晴らしい。今のソノリティ重視のホール録音にない明確で、明瞭、そして色っぽいダイレクトサウンドだ。モノラルでセンターに凝縮し、密度感が圧倒的に高い。響きに邪魔されない迫真のサウンドが今ハイレゾン化されて聴けるのは幸せだ。これまでのディスクメディアでは、この当時の録音はこのレベルでは聴けなかった。しかし、もともとマスターに入っていた音楽的、音的なリソースが、まるで玉手箱を開けたように、噴出する。本「イタリア」も、弦の麗しさ、特に高弦のセクシーさ、低弦の雄大さ、木管の華麗さ……など、今の進んだ録音技術によるオーケストラ録音を質的に凌駕するレベルだ。イタリアの指揮者ならではの軽やかな溌剌さ、ヴィヴットなカンタービレも官能的だ。第4楽章の「舞曲」はいまにも踊り出しそう。1951年10月12/13/16日、アビイ・ロード・スタジオでモノラル録音。

FLAC:192kHz/24bit、96kHz/24bit
MQA studio:192kHz/24bit
Warner Classics、e-onkyo music

『plays TOKI』
RST トリオ

推薦

 岡本太郎記念館の館長、平野暁臣(ひらのあきおみ)氏が主催するDays of Delightレーベルの最新作。本レーベルは2018年にサックスプレーヤー、土岐英史の『Black Eyes』(2018年)でスタート。2019年には土岐英史と今回のアルバムで演奏している片倉真由子のデュオ『After Dark』をリリースしている。Days of Delightレーベルの全8作中の2つが、土岐英史作品だ。

 ところが、今回は「土岐英史がいない、土岐英史アルバム」だ。バンド名のRST(=Rhythm Section of Toki)とは、土岐英史クインテットのレギュラーメンバーによるピアノトリオ。つまりクインテット(四重奏)から、土岐英史そのひとが抜けた三重奏なのだ。メンバーは、片倉真由子:piano/佐藤恭彦:bass/奥平真吾:drumsの3人が、土岐英史のオリジナル曲をフロント抜きのピアノトリオで演奏する。平野氏はこうコメントしている。

 「RSTトリオは、やっているのはストレートアヘッドなジャズだけど、音の質感が50、60年代のビンテージサウンドとは違って、どこか"いま"の匂いがします。それが、えもいわれぬ"現代的な新しい感じ"を与えている。ニラジくんが"ジャズ村"の人間ではないからこそ、の音だと思います」。ここでいう「ニラジくん」とは、本作のレコーディングを行った、東京・四谷のNK SOUND TOKYOのオーナーでエンジニアのニラジ・カジャンチ氏のこと。元々はアメリカでエンジニアをしていたが、現在は拠点を東京に移し活動している。ジャズ一辺倒ではない「ニラジくん」のサウンドが逆に新鮮だと平野氏は感じたのだ。

 「1.C Minor」は目の覚めるような鮮烈録音だ。ピアノの低音の厚み、キレの鋭さ、和音の厚みが印象的。ハイスピードにて、立ち上がり/下がりがひじょうに俊敏だ。ひとつひとつの音が屹立し、ドラムスのハイハットの音色のクリヤーさ、抜けの良さも格別。ベースの雄大さと正確な音階感の表現も素晴らしい。まさに眼前でライブを体感している熱い雰囲気が感じられる。スローナンバーの「3.Little Phoenix」では、ピアノから強烈に倍音が放出されている。「9.MA-TA-NE!」のスウィング感も昂奮的だ。2020年2月3日、東京・四谷のNK SOUND TOKYOで録音。

FLAC:96kHz/24bit
WAV:96kHz/24bit
──、e-onkyo music

『ローザ』
山中千尋

推薦

 ベートーヴェン生誕250周年、チャーリー・パーカー生誕100周年、 山中千尋デビュー15周年のトリプル記念盤。ベートーヴェン「運命」のジャズアレンジが楽しみではないか。

 今月のもうひとつピアノアンサンプル(トリオ)『plays TOKI』は個個のパートを明瞭にフューチャーさせる鮮明で粒立ちのよい音だった。ソロ楽器を際立たせ、その他との主従関係を明確にしている。同じピアノアンサンブル(カルテット)の本作は、ソロ楽器の解像度的な粒立ちを細かく追求するというより、その楽器の持っている音楽的な特徴を塊的な凝縮感にて聴かせる。ずしーんと来る音の重みが心地好い。

 ベートーヴェン生誕250周年にちなんだ「8.交響曲 第5番」。第1楽章冒頭の有名な三連符をモチーフに、ジャズ的に展開していく。運命がここまで躍動的な音楽に変わるのかという音楽的な興味を持てるのが楽しい。音像的にいうと、主役のピアノより、ギターソロの明瞭度、音像的な輪郭の明瞭さが印象的だ。

FLAC:96kHz/24bit
MQA:96kHz/24bit
Universal Music LLC、e-onkyo music

『ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」&第7番』
アンドルー・マンゼ、ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団

 バロック・ヴァイオリン奏者のアンドルー・マンゼは、近年は指揮者としても活躍。2014年からはハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務めている。ベートーヴェン生誕250周年記念の「運命&第7番」だ。最近の「運命」というと、テオドール・クルレンツィスとムジカエテルナによる過激な演奏が記憶に新しいが、マンゼの「運命」は過度にピリオドしないオーソドックスを守る演奏だ。でも音の重なりの表現、クレッシェンド感には随所に燦めきがあり、新しい運命を聴く新鮮な喜びがある。音質も大向こうを狙わず、誠実で堂に入ったもの。演奏のヴィヴットさと呼応した溌剌サウンドだ。各パートの細部までとても明瞭で、全体像もクリヤーだ。第4楽章のハ長調の輝かしさは、演奏の勝利でもあり、真摯に音を捉える録音の勝利でもある。一般に弾むように奏されることが多い第4楽章が、レガート主体なのも新鮮。第7の第4楽章は、驚くほど速く、アクセントが明白。このスピードこそ、新時代の指揮者の矜持だ。2019年1月21-23日(交響曲第5番)、2019年3月11-14日(交響曲第7番、NDR放送局スタジオ大ホールで録音。

FLAC:48kHz/24bit
PENTATONE、e-onkyo music

『TANZ IM TRAUM~夢の中で』
南部 由貴

推薦

 配信はパーソナルレーベルの時代を迎えた。この欄で何度も採り上げている神戸の日本ピアノサービスのビジンクラシカルを初め、今回も紹介しているDays of Delightやマイスター・ミュージックも主宰者の個性が強烈に反映されたプロデュースが魅力だ。

 そんなインディ軍団に、ニューカマーが加わった。e-onkyo musicのOBがデジタル・プロモーションに関わる新配信レーベル「セレーノミュージック」だ。関西の若手アーチストの演奏を紹介する本レーベルは、自らも同レーベルから作品をリリースするセレーノチェンバーオーケストラの音楽監督を務める静間佳佑氏が設立。元e-onkyo musicのe-ビジネス事業部長・田中幸成氏がハイレゾ配信をはじめとするデジタル・プロモーションを手掛ける。

 私は2011年に田中氏にインタビューした。なぜ2005年にe-onkyo musicを始めたのかの話だ。「オーディオメーカーは、メディアの変遷に従って、そのメディアで最高の音を再生できる機器を開発、提供するのが責務と思っています。当時、世の中ではアップルさんがiPodとiTunesを始めており、オーディオもいつかはこの方向に行くことが、容易に読めました」(PCオーディオファン、共同通信社)。

 ピアニスト南部由貴のデビューアルバム。ピアノはベーゼンドルファーインペリアル。「1.シューベルト:即興曲作品142-2」。悠々たる音の運びで、シューベルトの世界を深く耕す。

 ベーゼンドルファーインペリアルの音色は、渋く深い。キラキラと尖らず、丸くふくよかだ。ホールの響きは多いが、ピアノの挙動は明瞭だ。響きに埋もれるピアノ録音が多い中で、本録音はソノリティの豊かさと、ピアノ自体の明瞭さのバランスが好適だ。スティマーザール(滋賀県守山市)で録音。

FLAC:96kHz/24bit
WAV:96kHz/24bit
DSF:2.8MHz/1bit
セレーノミュージック、e-onkyo music

『Verdi: Otello』
Jonas Kaufmann、Orchestra dell'Accademia Nazionale di Santa Cecilia、Coro dell'Accademia Nazionale di Santa Cecilia、Antonio Pappano

推薦

 「現代最高のオテロ」と自他共に許すヨナス・カウフマン、アントニオ・パッパーノとサンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団&合唱団、歌手陣で2019年夏、ローマで約2週間にわたるセッション録音したアルバム。この時代だからのトピックは日本時間6月15日午後9時半から一時間、パッパーノとカウフマンのオンラインの記者会見が開かれたことだ。

 パッパーノがローマ聖チェチーリアの合唱団をオンラインで指揮するクリップから開始された。Zoomの分割画面に居る55人の団員(自宅からオンライン)をパッパーノが指揮し、第1幕冒頭の「戦勝祝いの合唱」が歌われた。会見ではセッション録音はステージでの実演とは、歌う立場としてどう違うのか?という興味深いトピックが語られた。リハーサルを徹底して音楽を磨き上げ、演技しなくてもよい分、音楽そのものにの純粋に取り組め、縛りがないから可能な演奏表現があるという話だった。

 緊張感と緊迫感に溢れたハイテンションなオテロだ。冒頭の序奏と合唱を一瞥して聴くだけで本作品がいかに偉大かが分かる。録音もたいへん素晴らしい。オーケストラ、合唱、独唱の3者が明瞭に分離しながら、音場では密度の高い関係性を保つ。ひじょうに解像度が高く、位置表現も明確だ。合唱の強音だけでなく、弱音のニュアンスの豊かさも素晴らしい。2019年6月24日~7月6日、ローマ、パルコ・デッラ・ムジカ音楽堂でセッション録音。

FLAC:96kHz/24bit
Sony Classical、e-onkyo music

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