NetRangeとSonyLIV、インド市場のスマートテレビ向け動画配信サービスで協業
ACCESS
スマートテレビにWhite Label(ホワイトレーベル)型でOTTエコシステムのターンキーソリューションを提供するグローバルプロバイダのNetRange MMH GmbH(本社:ドイツ・ハンブルク、CEO:Tim Schroder、以下、NetRange)と、インド初の動画配信(VOD、ビデオオンデマンド)サービス事業者であるSonyLIV(本社:インド)は、本日、インドにおける動画配信サービスにおいて協業することを発表しました。両社は、本協業により、NetRangeがインドで提供しているスマートテレビ向けアプリストアにて、SonyLIVの動画配信サービスを提供していきます。
NetRangeアプリストアは、テレビ視聴体験の向上と高品質なコンテンツへのアクセスを目指して設計されており、長虹電器、Hisense、KTC、Skyworth、VIERAといった様々なスマートテレビに対応しています。この度の提携により、NetRangeは、加入者に向けて、SonyLIVの、映画、音楽、スポーツ、アニメ、オリジナルWebドラマ、ショートフィルムなど幅広いジャンルを網羅した動画配信サービスを提供することが可能になります。一方、SonyLIVは、NetRangeのアプリストアを通じて、インド市場での加入者拡大が可能となります。
SonyLIVは、Sony Pictures Networksが24年間にわたり蓄積してきた豊富なコンテンツをはじめ、4万時間を超える多彩なジャンルのコンテンツを、1億人を超える加入者へ配信しています。近年では、「The Good Doctor(グッド・ドクター 禁断のカルテ)」、「Seinfield(となりのサインフェルド)」、「Mr. Mercedes(ミスター・メルセデス)」などの受賞歴を誇るハリウッド制作ドラマのインドでの独占配信や、「Avrodh」、「Your Honor」、「Undekhi」、「Scam 1992」といったオリジナルコンテンツの配信も行っています。また、「LA’s Finest S2(ロサンゼルス捜査官 シーズン2)」、「On Becoming a God in Central Florida(ビカミング・ア・ゴッド)」、「Alex Rider(女王陛下の少年スパイ!アレックス)」、「Lincoln Rhyme(リンカーンライム)」、「War of the Worlds」などのハリウッドの魅力的なコンテンツも取り揃えています。
SonyLIVは、インドにて、UEFAチャンピオンズリーグ、全豪オープン、セリエA、WWE、NBA、UFC、FAカップ、UEFAヨーロッパリーグ、UEFA EURO 2020、東京2020オリンピック、ムザンシ・スーパーリーグ、ビッグ・バッシュ、T10、ATPツアー、インパクト・レスリング、ジ・アッシズなど、世界の大規模スポーツイベントを放送しています。
今回の両社の提携は、スマートテレビの目覚ましい普及を反映したものであり、「Counterpoint Research Report(https://www.thehindubusinessline.com/economy/india-tv-shipments-rise-15-to-15-million-units-in-2019/article31097084.ece)」によりますと、インドにおけるスマートテレビの販売台数は2019年には前年比15%増の約1,500万台に達したと報告されています。この成長はスマートフォンユーザーが外出中はモバイルの小さな画面で視聴し、帰宅後にテレビの大画面で視聴体験を補う傾向にあることが要因とされています。
NetRange 最高経営責任(CEO) Tim Schröderは、
「インドで最も急成長を遂げているSonyLIV動画配信サービスが、NetRangeのスマートテレビのアプリストアを介して利用可能になることを嬉しく思います。当社視聴者は、最も関心が高いコンテンツを最高品質の形で容易に視聴できるようになります。SonyLIVは、インド市場において、多彩なスマートテレビに対応しているNetRangeを介して、自社の優れたコンテンツポートフォリオを配信することで、何百万人という規模で視聴者数を拡大することが可能になります。スマートテレビにはACCESSのBrowserも搭載されているケースも多く、ACCESSグループの一員として総合的なソリューションを魅力あるコンテンツとセットで提供していきたいと考えています」と述べています。
■NetRangeについて
株式会社ACCESSの連結子会社であるNetRangeは、スマートテレビにおけるパイオニアであり、スマートテレビにWhite Label(ホワイトレーベル)型のOTTエコシステム、アプリストアを提供できるターンキーソリューションのグローバルプロバイダです。
NetRangeは、UI設計、支払い・請求・顧客管理、コンテンツアグリゲーション、グローバルCDNなどのバックエンドサービス、セカンドレベルサポート、グローバルブランド(家電メーカー/小売事業者/通信事業者)向けアプリ開発など、統合型フルサービスのソリューションを設計・運営しています。グローバルブランドの顧客企業には、Vodafone、Grundig、Arçelik、TCL、Skyworth、Sharp、Loewe、長虹電器、IKEA、MSH、Thomson HD+など100社以上が含まれます。フル機能を備えたNetRangeのスマートテレビ向けアプリストアは、ローカルおよびグローバルなプレミアムVODストア、IP経由のリニアテレビチャンネル、クラウドゲーム、スポーツ生中継、音楽、ライフスタイルのアプリなどを取り揃えています。現在、全世界100カ国以上のテレビ視聴者がNetRangeを介してメディアコンテンツを視聴しています。
また、NetRangeはコンテンツと放送関連の専門知識を活用し、コネクテッドカー向けインフォテインメントのプラットフォーム「OS.CAR」と、クライアントベースのスマートテレビOS「VISNOS」を提供しています。「VISNOS」は、低電力消費のCPUを搭載したデバイスでフル機能のスマートテレビを実現し、テレビメーカーの部品コストを大幅に削減します。
コネクティッドTVとコネクテッドカーはACCESSのブラウザが搭載されているマーケットであり、ACCESSグループの一員としてブラウザの上にコンテンツ・OTTサービスを付加価値として提供していきます。
http://netrange.com/
■SonyLIVについて
SonyLIVは、Sony Pictures Networks(SPN)により2013年1月に設立された動画配信サービス事業者であり、インド初のプレミアム動画配信サービスとして、マルチスクリーン視聴体験を提供しています。SonyLIVは、Sony Pictures Networks India(SPN)が24年間にわたり蓄積してきた豊富なコンテンツをはじめ、4万時間を超えるコンテンツを有しています。SonyLIVの加入者は、全世界の主要スポーツイベント、最新のハリウッド制作ドラマ、オリジナルドラマ、1万8,000時間を超えるテレビ番組、テレビ生番組、ニュース、ライフスタイル、フィットネス、子ども向けといったコンテンツを独占的に視聴することができます。
SonyLIVは、インドの視聴者へオリジナルのプレミアムコンテンツを独占配信した初の事業者であり、アプリの累計ダウンロード数は1億3,000万を突破しています。また、オリジナルWebドラマ「#LoveBytes」を配信開始した初のOTTプラットフォームであり、続いてインド初のマラーティー語オリジナルドラマ「YOLO」も配信しています。現在、SonyLIVは150本以上のオリジナルドラマを取り揃え、ヒンディー語、マラーティー語、グジャラート語、ベンガル語で提供しています。タミル語およびテルグ語のライブラリーだけでも2,000時間以上の映画とオリジナルドラマを有しています。
■株式会社ACCESSについて
ACCESS(東証一部:4813)は、1984年の設立以来、独立系ソフトウェア企業として、世界中の通信、家電、自動車、放送、出版、エネルギーインフラ業界向けに、モバイル並びにネットワークソフトウェア技術を核とした先進のITソリューションを提供しています。累計搭載実績15億台を超えるモバイルソフトウェアおよび350社以上の通信機器メーカーへの採用実績を誇るネットワークソフトウェアにおける開発力・ノウハウを活かし、現在、組込とクラウド技術を融合したIoTソリューションの開発・事業化に注力しています。アジア、米国、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。
https://www.access-company.com/
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