北海道テレビ放送にて「有料ライブ配信」の短期開発にSaaS型認証ソリューションのAuth0(オースゼロ)を導入
Auth0株式会社
北海道テレビ放送のデジタル事業を推進し、顧客目線でのデータ統合によるユーザー利便性の向上を目指す
2つのDX(デジタルトランスフォーメーションと開発者体験)向上のための認証ソリューションを提供するAuth0株式会社(本社:東京都渋谷、代表:ユーへニオ・ペイス)は、北海道テレビ放送株式会社(本社:北海道札幌市、代表取締役社:寺内達郎)において「有料ライブ配信」の短期開発にAuth0(オースゼロ)を導入したことを発表しました。
テレビ業界を取り巻く現状~転換期を迎える地方局
地上波テレビの広告費は年々減少傾向にあり、特に2019年はインターネット広告費がテレビメディア広告費を超え、広告業界の転換点となりました[1]。さらに2020年はNHKのネット同時配信を総務省が認可し、4月から常時同時配信が開始されました。これにより地方局は、大きな転換期を迎えています。このような環境の中、別の収益構造を模索しなければ生き残れないとの危機感から、北海道テレビ放送株式会社 コンテンツビジネス局 ネットデジタル事業部 兼 編成局 編成部の三浦一樹氏は、新しいビジネスモデルとして課金サービスを始めることにし、各ユーザーのID管理の仕組みにAuth0を採用しました。
ウェブ開発未経験者だけで開発期間1ヶ月で新サービスを立ち上げ
2019年10月に北海道テレビ放送は、看板番組の『水曜どうでしょう』から派生した『水曜どうでしょう祭FESTIVAL in SAPPORO 2019』という3日間限定オフラインイベントを開催し、新たな試みとして有料ライブ配信を実施しました。実際のサービスインまで2ヶ月を切っており、スピードを重視してSaaS型認証ソリューションのAuth0を採用することになり、その新サービスをウェブ開発未経験者だけで1ヶ月の開発期間で立ち上げました。
この点について、北海道テレビ放送株式会社 コンテンツビジネス局 ネットデジタル事業部兼 編成局 編成部の三浦一樹氏は、以下のように述べています。
「短期間でサービスを作るためには、『やらないこと』をどこまで増やせるかが非常に重要です。そのためにSaaSを徹底的に使いました。開発期間は本当に1ヶ月もありませんでしたが、ほぼノンコーディングでコピペだけで完結できるほど、わかりやすかったです。実際のサービスも単体で収益性を確保でき、新しいビジネスモデルを立ち上げ成功させたことを高く評価されました。」
今後の展望~北海道テレビ放送の顧客目線でのデータ統合への挑み
北海道テレビ放送では、オンデマンド、グッズショップやECショップなど、多種多様なビジネスを展開しています。現在はそれぞれの事業が部分最適で運用されていますが、今回、新しいビジネスモデルを成功させた手腕を買われた北海道テレビ放送の三浦一樹氏は、これらのデジタル事業を共通基盤に乗せて顧客データを一元化し、データを活用した利益の最大化を図ることで、新しい道を模索していまます。
また本発表について、Auth0 共同創業者兼CEOのユーへニオ・ペイスは、以下のように述べています。
「2020年アプリケーション開発に関する調査結果によると、企業はアプリケーションの開発時間を短縮し、市場への投入を迅速化するために、自社開発ではなくSaaSを上手く活用しはじめているという結果が出ています。また昨今の情勢により、サービスごとに散在したIDを統合管理することで、さらなるデジタルトランスフォーメーションを推進したい企業が増えています。今回、北海道テレビ放送の有料ライブ配信にAuth0をご採用いただき短期開発を成功されたことを大変嬉しく思います。また今後のデジタル事業の共通基盤化によるユーザーの利便性向上を引き続き支援させていただきたいと存じます。」
Auth0(オースゼロ)について
Auth0は、9,000社以上の導入実績を誇る認証認可プラットフォームを提供しています。複雑で開発者の負荷が高い認証機能の実装をAuth0に任せることで開発者体験(DX)を向上、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進します。Auth0を使い、80%以上のお客様が安全で拡張性の高い認証システムを1週間以内に実装しています。
ウェブサイト:https://auth0.com/jp/
2020年アプリケーション開発に関する調査結果はこちらをご覧ください:https://info.auth0.com/state-app-assembly-2020-jp.html
[1] 電通調べ(参照元:https://www.dentsu.co.jp/knowledge/ad_cost/)