●シェア1位の事業者として、20GBは「世界一高い」
楽天モバイルの月額2980円で使い放題のプランを含めて勝手に6都市比較をしてみると、「2GB、5GBのプランは中位の水準、20GBは安価な水準に収まる」ということになる。総務省の調査では20GBの場合は6877円なのだが、楽天モバイルは2980円であるため、半額以下になる。世界で最も高い料金プランだったのが、4位にまで下落するのであった。
楽天モバイルの存在によって、結果が大きく変わりそうだ。
実は、この調査には単に複数のキャリアから安価なプランを抽出して比較するだけではなく「シェア1位の事業者比較」も存在する。日本からはもちろんNTTドコモがエントリーしているのだが、シェア1位の事業者比較になると「2GB、5GB、20GBのいずれにおいても高い水準」という結果が出ている。実際のところ、2GB、5GBは世界で2番目に高く、20GBでは世界一高いプランとなっているのだ。
つまり、世界の比較調査で見ると「NTTドコモの料金プランが世界に比べて高い」と言えなくもない。ただ、NTTドコモも値下げ圧力に応じており、ここ6年間の推移を見ると、値下げの傾向にあるのは間違いないのだが、「あともう一押し」が足りないのは事実だろう。
そんな中、NTTドコモで気になるのが「サブブランド」問題だ。

この連載の記事
-
第225回
トピックス
KDDI、データ使い放題プランで「スターリンク無料」に期待 -
第224回
AI
孫正義会長がAIの“水晶玉”に見た、iPhone独占販売に近い「勝ちパターン」 -
第223回
トピックス
サムスン「Galaxy」ついにソフトバンク入り 音声版「消しゴム」機能に驚いた -
第222回
トピックス
携帯キャリア「30GBの壁」めぐる争い -
第221回
トピックス
子どものスマホ料金プラン オススメは【専門家が解説】 -
第219回
トピックス
「ドコモ銀行」どう実現? 住信SBIネット銀買収の観測も -
第218回
トピックス
みずほ、楽天に助け船 ドコモは三菱UFJとタッグの可能性も -
第218回
トピックス
なぜグーグル「Pixel」はカメラが横並びなのか -
第217回
トピックス
シャオミ台数急増 理由は安くても品質に自信大 -
第216回
トピックス
総務省の“アップルつぶし”か スマホ下取り価格規制 -
第215回
トピックス
クアルコム、経済圏拡大に“邪魔者” アームとの対立深まる - この連載の一覧へ