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週替わりギークス 第181回

お仕事悩み、一緒に考えます。

未経験領域への転職は「経験がない」ではない!?

2020年07月14日 17時00分更新

文● 正能茉優 編集● 上代瑠偉/ASCII

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副業や働き方に関する、お悩みにお答えします!

 「副業したいけど、時間がない」「第二新卒・30代で、転職するかどうか迷っている」など、副業や仕事に関するお悩みやご相談ありませんか? 大学時代に立ち上げたハピキラFACTORYの社長で、会社員でもある正能茉優さんが、皆さんのお悩みにお答えします!

 お悩みの投稿はこちらから。ぜひ気軽にお悩みを書き込んでみてください!

 読者の皆さん、こんにちは! 正能茉優です。

 7月から、新たな会社に就職して仕事が始まり、慣れない毎日を送っています。月並みですが、早く慣れたらいいなあ。

 さて、この連載「お仕事悩み、一緒に考えます。」では、今回も読者の皆さまからいただいたお仕事に関するお悩みについて、一緒に考えていきます。

 今回のテーマは「未経験領域への転職」。

 前回触れた私の転職の話を踏まえてお便りをくださった、転職に悩む30代女性のご相談を一緒に考えていきたいと思います(いつも年の近い女性からのお悩み相談が多く、うれしいです。ほかの皆さまからのお便りもお待ちしています!)

未経験領域にチャレンジしたい。でも、もう遅いかも?

 はじめまして。私はとある企業で秘書として働く一児の母です。同い年の夫と4歳の子どもと暮らしていて、子どもが生まれてからはしばらく仕事を休んでいたのですが、2年ほど前から、もともと勤めていた職場に戻りました。

 夫もなかなか多忙なので、平日は時短勤務のなかでなんとか時間のやりくりをして、子育てや仕事をこなしています。

 今の仕事に戻った当初は「また働ける」ことに大きな喜びを感じ、その後は日々の忙しさのなかで、とくに何かを考えることはなかったのですが、最近、新型コロナウイルスの影響で、少し仕事の時間に余裕ができ、これからの家族や仕事について、いろいろと考えるようになりました。

 なかでも、1番引っかかったのは、今の仕事をこれからもずっと続けていけるのか? ということです。今の職場は、なにより子育てとの両立がしやすく、働く環境に大きな不満はありません。でも、同じ部署のほとんどの人は、出産と同時に会社を辞めていくので、定年までできる仕事ではないのではないか? という心配があります。

 私自身、新卒からずっと今の仕事しかしたことがないので、何か違う環境や仕事に、どこかのタイミングではチャレンジしたいという気持ちもあります。

 ただ、小さな子どもがいる今は、どうにもこうにも動きにくいと感じています。どこかのタイミングで、やったことのないことにチャレンジしたい! そう感じているのに、今は動きにくいというジレンマを抱えながら、働くことに少し疲れてしまいました。

 最近転職された正能さんは、このあたりの未経験領域へのチャレンジのタイムリミットをどのように考えていますか? たとえば、副業で少し未経験領域の経験を積んでおけば、転職がしやすくなると思われますか? 未経験領域への転職を前向きに考え、行動する勇気が欲しいです(みほ・34歳・会社員 秘書職)。

小さい子どもがいて、復職するメンバーも

 みほさん、お便りありがとうございます。

 出だしから少し話がそれますが、最近、私の友人のなかにも、小さな子どもがいて、復職するメンバーがちらほら増えてきました。

 「出社前に、子どもを保育園に送るんだけど、どうしても子どもがアンパンマン(のぬいぐるみ)を連れて行きたがって、朝から大泣き……」とか、「新型コロナウイルスでしばらく幼稚園がお休みだったからか、また登園時に泣くようになっちゃって」とか「輪番登園で、仲良しのお友達と違う日になってしまって行きたがらない」とか、ほんの少し朝のエピソードを聞くだけでも、そのめまぐるしさにドキドキし、尊敬の眼差しを一方的に送り続ける毎日です。

 このような状況下では、いつもよりもさらに無理をしないと、回らないことも多いかと思いますが、あまり無理はなさらないでくださいね。

未経験は「経験がない」ではなく「違う経験がある」と捉えよう

 さて、ここからが本題です。

 「未経験領域への転職、いつまでならチャレンジできるのか」問題。若いうちは、やる気と元気を買ってもらって、未経験領域に転職して……という “やる気・元気系転職”が選択肢にあっても、年を重ねるにつれ、未経験領域では採用されにくくなる(ような気がする)。

 実は私も、今回の転職は、年齢のことも気になって、決断しました。私の場合、“電機メーカーでの商品企画”から、“人材領域でのサービス企画”への転職を希望していたので、ハードとソフトも違えば、領域も違う。だから、正直なところ、「何も経験を買ってもらえないんじゃないかな?」と、内心ビクビクしながら、転職をスタートしました。

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