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週替わりギークス 第178回

お仕事悩み、一緒に考えます。

転職の面接で「副業したい」と告白 それでも受かるには?

2020年06月23日 17時00分更新

文● 正能茉優 編集● 上代瑠偉/ASCII

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副業や働き方に関する、お悩みにお答えします!

 「副業したいけど、時間がない」「第二新卒・30代で、転職するかどうか迷っている」など、副業や仕事に関するお悩みやご相談ありませんか? 大学時代に立ち上げたハピキラFACTORYの社長で、ソニーの会社員でもある正能茉優さんが、皆さんのお悩みにお答えします!

 お悩みの投稿はこちらから。ぜひ気軽にお悩みを書き込んでみてください!

 読者の皆さん、こんにちは! 正能茉優です。

 今月も、大学時代に立ち上げたハピキラFACTORYの社長と、ソニーの会社員、そして慶應義塾大学大学院 の特任助教と、3つのお仕事をしています。

 この連載では、さまざまな働き方を実践している1人の「働き手」の目線から、これからの働き方・仕事について、考えていきます。

 働き方改革が進んでいくであろうこれからの時代、そして、そうは言っても組織にはこれまでの価値観や働き方がまだまだ残るこれからの時代、働き手である私たちは、何を考え、どのように働いていったらいいのでしょうか?

 この「お仕事悩み、一緒に考えます。」では、読者の皆さまからいただいたお仕事に関するお悩みについて、一緒に考えていけたらと思います。今回は先日、私の講演に来てくださった30代女性による、転職時の面接でどのように「副業したい」と伝えれば良いのか、といったお悩みにお答えします。

転職を機に、副業にも挑戦したい!でも、どうやって伝える?

 今日はありがとうございました。正能さんと同世代ということもあり、勝手ながら親近感を持ってお話伺いました!

 私は今、広告代理店で営業の仕事をしているのですが、30代に入ったことをきっかけに働き方について考え始め、転職したいと考えるようになりました。というのも、正能さんがお話しされていたように「仕事だけに120%の時間を費やせる可能性があるのは、この先10年を見据えると今しかない」と私も感じているからです。

 改めて、自分がやりたいことを考えたとき、新卒から続けてきた営業の仕事ではなく、ずっとやってみたかったマーケティングの仕事ができる会社に転職したいと思っています。

 で、ここからが相談です。今、私はその新しく探している仕事に加えて、「副業」という形で、コンサルティングやアドバイスの仕事も受けたいと考えています。これは仕事の内容というよりも、「会社に頼らずに、自分の名前で仕事をするということも身につけたい」という想いからなのですが、ただ最近、実際に転職活動を始めてみて、「副業したい」と会社に伝えるかどうか迷っています。

 正直なところ、まだ一般的ではない副業や兼業という働き方について、面接で話す勇気がなかなか出ません。でも、転職が決まった後で言うのもなんだかずるいし、許可が下りないかもしれない。そう考えると、先に伝えてしまった方が良い気がします。でも、それで転職がうまくいかないくらいなら、何も言わずに転職先を決めてしまって、社内での関係性ができてから話そうと思う自分もいます。

 正能さんはこれまで2つの企業で働かれてきたとのことですが、転職活動では、どのようにお話しされてきましたか? 今後転職されるとしたら、正能さんだったらどうするか? も教えてください(みなこ・33歳・会社員・営業職)。

「副業したい」って言いづらい

 同世代の女性からのご相談、なんだか私も勝手ながら同志のような、うれしい気持ちです。ありがとうございます。

 今回の「転職したい。でもそのときに、新しい働き方をしたいと伝えるべきか迷っている」というお悩みですが、実は、いろいろなイベントで毎回と言っていいほど挙がる質問です。それくらい「副業したい」ということが、言いづらい世の中ということですよね……。

 そもそも、そんなムードが早く変わればいいのに……という思いもありながら、現実はなかなかそうもいかないと思うので、今回はその言いづらさを前提に、お答えしたいと思います。

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