医療分野からの声に応えた 滅菌処理工程に対応したUSB3.0カメラ ステリカムUSBの開発
横浜市
横浜市では、健康・医療分野のイノベーションを持続的に創出する産学官金のネットワークである 「横浜ライフイノベーションプラットフォーム(LIP(リップ).横浜)」を推進しています。 このたび、LIP.横浜の取組の一つである「2019年度LIP.横浜トライアル助成金」を活用して、ベンチャー企業である「ピンポイントフォトニクス株式会社」が、滅菌処理工程に対応したUSB3.0カメラ「ステリカムUSB」を新規開発し、7月頃より販売を開始します。 今後、LIP.横浜の会員(大学・研究機関)とのマッチングや販路開拓により、中小・ベンチャー企業の支援を積極的に進め、イノベーション都市・横浜の実現につなげてまいります。
<商品名:ステリカムUSBの特長>
再生医療等の医療関係の研究分野での活用や、本製品の特長を活かし様々な分野での活用が見込まれます。
〇USB3.0カメラの汎用性
USB3.0接続端子を有するPCに直接接続が可能で容易に画像転送が可能です。また、Cマウントやカメラネジに対応しているため、顕微鏡カメラポートへの取り付けなど、多様な仕様での接続が可能です。
〇滅菌処理工程に対応
ウイルス、糸状菌、細菌などの微生物を完全に死滅させることができる「H2O2滅菌処理工程」に対応します。
<ピンポイントフォトニクス株式会社> 会社HP:https://www.pinpointphotonics.co.jp/
2018年4月起業のベンチャー企業です。イメージング技術とレーザ技術を主要技術として研究者向け機器の開発・製造を行っています。ステリカムUSB以外にも、PCに表示したカメラ撮影画像においてマウスでクリックした位置にレーザ光を照射するシステムなど、レーザに不慣れな研究者でも簡単に使用可能なレーザ機器も提供しています。
<LIP.横浜トライアル助成金> 助成金HP:http://kihara.or.jp/news/news/2020_trial.html
経済の活性化や高齢社会の課題解決、市民の健康増進につながるライフイノベーションの推進を目的とし、革新的な医薬品・医療機器等の実用化に向けて、市内の大学、研究機関及び企業等により実施される産学連携事業の創出及び推進に向けた研究開発事業を支援するものです。
助成金の募集、申請受付、審査及び交付については、(公財)木原記念横浜生命科学振興財団が行っています。令和2年度の交付対象事業については、7月上旬に記者発表予定です。
<お問い合わせ先>
■LIP.横浜について
横浜市経済局産業連携推進課長 近藤 陽介 TEL:045-671-2574
■助成事業について
公益財団法人木原記念横浜生命科学振興財団事務局長 菅原 真一郎 TEL:045-502-4810
■商品について
ピンポイントフォトニクス株式会社代表取締役 木島 公一朗 TEL:090-9852-3026