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出展者との商談、スケーリングなどB2Bイベント向け機能を備える「cloud.config Virtual Event Service」

FIXERがバーチャルイベントサービス発表、日本MS「de:code 2020」で採用

2020年06月16日 11時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 FIXERは2020年6月16日、クラウド上でバーチャルイベントを開催するためのプラットフォームサービス「cloud.config Virtual Event Service(ccVES)」を提供開始すると発表した。日本マイクロソフト(日本MS)が6月17日から開催するデジタルイベント「de:code 2020」で採用されている。

FIXERが発表した「cloud.config Virtual Event Service(ccVES)」ラウンジ画面(画面は開発中のもの、以下同様)

「cloud.config Virtual Event Service(ccVES)」のサービスロゴ

 ccVESは、「Microsoft Azure」クラウド上で構築されたSaaS型バーチャルイベントサービス。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、当面の間大規模なリアルイベントの開催は困難であることが予想されることから、顧客との接点を求める企業やさまざまなコミュニティ向けに、「バーチャル空間での参加体験」を提供する目的で開発された。

 ccVES上のバーチャルイベントにおいて、来場者は自ら選択した3Dアバターとなって会場内を移動し、セッションルームでの講演に参加したり、スポンサーブースを訪問して製品やサービス紹介を受けたりすることができる。またccVESでは、来場者と出展者間のコミュニケーション手段としてアンケート機能や「Microsoft Teams」を使った商談機能も備える。

ccVESのEXPO(出展ブース会場)画面。来場者と出展者とのコミュニケーション機能も備える

ccVESのセッション参加画面

 さらに、B2Bイベント向けサービスとして企業PCからの参加も想定し、3D表示非対応のブラウザからはWebサイトベースの「Simple View」としてイベントを表示/参加できる。一斉アクセスによる高負荷に対応するスケーリングや、冗長化による高い可用性の確保といったプラットフォームとしての要件も備えている。

 FIXERでは今後も機能強化に向けて継続開発を行うとともに、バーチャルイベントの会場であるワールドや、3Dアバターにおいて他社IP(知財)との連携等も進めていくとしている。

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