5月に発表されたアップルの13インチ「MacBook Pro」は、これまで悩ましい要素だったキーボードとメモリー容量を改良。日本での価格が下がったことでお買い得感が増しています。
■キーボードは「Magic Keyboard」に統一
最近のアップルはキーボード体験の刷新を図っており、16インチMacBook Pro、MacBook Airに続き、13インチMacBook Proも「Magic Keyboard」を採用しました。
従来のバタフライキーボードには「薄すぎて打ちにくい」との声もありましたが、キーストロークは1mmが確保され、2015年までのモデルに似たキータッチに戻っています。WindowsのノートPCにもよく採用されている、万人向けの使い勝手といえます。
左上のESCキーは独立し、カーソルキーが逆T字型になったことも特徴です。前モデルまでの薄型キーボードやESCキーに馴染めず、MacBook Proから離れた人にとって、2020年モデルはMacに戻るきっかけになるかもしれません。
逆に、薄型キーボードになんとか慣れてきた人にとっては、「これまでの努力は何だったのか」と言いたいところですが、デスクトップ用のMagic KeyboardやiPad Proとの間でキーボード体験を共通化できるのは魅力といえます。
この連載の記事
-
第270回
スマホ
iPhone値上げ、Pixel躍進──2022年のスマホを振り返る -
第269回
Apple
アップル「iPad(第10世代)」なぜ値上げ? -
第268回
iPhone
iPhone「mini」ユーザーはどこへ向かうのか -
第267回
Apple
アップル「M2 MacBook Air」M1ユーザー視点でレビュー -
第266回
スマホ
iPhone値上げ 高コスパAndroidにチャンスはあるか -
第265回
Apple
アップル製品の「壁」を取り払う新機能に注目 #WWDC22 -
第264回
スマホ
メガネをかけると大画面? 「Nreal Air」を試した -
第263回
ビジネス
在庫不足のアップル、コスト増のアマゾン──GAFA決算、各社の課題浮き彫り -
第262回
PC
出張用のPCやモバイル回線を見直した -
第261回
Apple
アップル「Mac Studio」Mac miniから買い換える価値はある? -
第260回
スマホ
楽天モバイル「Apple Watch」は新たな強みになるか - この連載の一覧へ