6月11日(木)、東京・有明に世界最大級のミニチュアテーマパーク「スモールワールズ TOKYO(SMALL WORLDS TOKYO)」がオープンします。入場パスポートは大人2700円、中高生1900円、小人1500円。年間パスポートは同じく9800円、7600円、5900円。
新型コロナウイルス感染防止のため、検温のためのサーモグラフィ、非接触式のアルコール噴霧器、来場者同志が2メートル程度の間隔を空ける目安となるホロライトなどの対策を講じています。
コラボメニューなどを提供するレストランの営業は見合わせ。子どもがワークショップをするエリアでは開業からしばらく親子でフェイスガードを作るワークショップを無料で開催します。
なお年間パスポートを当初購入した人は約2年使えるようにするとしました。ただし非常事態宣言がふたたび出たときは運営を積極的に停止するともしています。
●迫力ある動くミニチュアの世界
スモールワールズ最大の特徴はミニチュアが動くこと、自分のフィギュアを会場の3Dスキャナーで作り、ミニチュア世界の住人にできること。
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」を再現したエリアではエヴァンゲリオンの格納庫から零号機、初号機、弐号機が射出されていく様子が見られます。司令室とのやりとりが立体音響で流れ、来場者の立つ場所によって音が変わります。
第3新東京市を再現したエリアでは、金時山から第3新東京市の町並みが昇降する場面を再現。ここも立体音響で、時間によっていろんな音が聴こえてきます。
スモールワールズ近藤正拡代表取締役は「どのエリアより技術陣がこだわったのが第3新東京市だ」と発表会で胸を張りました。「映画館をはるかに超えるスピーカーの量と、サウンドのコントロールをしている。(第3新東京市)浮上の機構もこれまでのミニチュアでは考えられない技術が使われている」(近藤代表)
「美少女戦士セーラームーン」を再現したエリアでは、1990年代の麻布十番を忠実に再現した上、「仙台坂上6時のバスに乗ると五叉路ではなく6本目の坂に行ってしまう」という設定も再現。「原作で私自身が好きだったバスが消えるシーンをなんとしてでも作りたいということで技術陣にがんばって作ってもらった」(近藤代表)ということで技術的なこだわりがうかがえます。
自分自身のフィギュアは館内設置の3Dスキャナで作ります。約1.5〜2cmのフィギュア(1/80サイズ)を模型の中に配置した上、1/80サイズと1/35サイズのフィギュアを持ち帰ることができます。すでに第3新東京市などにはあらかじめ「住民」になった人々のフィギュアが設置されています。料金は入場パスポートと年間パスポート1枚つきで大人1万9800円、高校生以下1万7600円。
スモールワールズには体がふるえるほどの大爆音、自分の周りから聴こえてくる立体音響、目をこらすほどに見えてくる細部のこだわりなど現場で初めて伝わる見どころが数多く用意されています。せっかく外出するなら画面ごしでは伝わらない興奮があるところに行きたいですね。
©khara ©Naoko Takeuchi