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実は50年以上の歴史があった

パナソニックが農業に、土壌と作物を分析する「栽培ナビドクター」

2020年05月28日 18時10分更新

文● 大河原克行 編集●ASCII

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 利用者は、栽培ナビドクターのサイトで、マイページを開設。圃場や作物を登録し、スケジュールの設定や、味、サイズ、収量、減農薬といった作物の目標なども明記する。その後、土壌採取を行い、それを発送。パナソニックでは、土の分析を行い、マイページ上に診断結果や施肥アドバイスなどを表示する。また、目標に対して結果や気づきなどの栽培の結果も記録できる。

 「単に作物や土を分析した結果を知るだけでなく、現状をよく知り、改善を重ね、土づくりの確立や、栽培方法を確立することを目指す。具体的な計画を立てて実行し、記録、確認、改善するPDCAサイクルを回すことにフォーカスしているサービスである点が特徴となる。自己学習しながら、進めていくことが前提となり、1年目でいまの状態を知り、2年目で改善し、3年目に、目指す栽培手法を確立することを目指す」とした。

 今後、生産者が利用する肥料や資材も管理できる機能も公開する予定。また、先着500人までに、同サービスを無料で提供するキャンペーンも実施する。

 「パナソニックは、未来へつながるサスティナブルな循環型農業の実現を支援したいと考えている。新たなサービスを活用することで、労力を軽減しながら、循環型農業の実現に貢献したい」と述べた。

 同社では、「栽培ナビ」および「栽培ナビドクター」をあわせて、2023年度に30億円の売上規模を目指す。

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