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パナソニックとBlue Yonderが戦略的パートナーシップを拡大、オートノマス(自律的な)サプライチェーン(TM)の実現を加速

PR TIMES

Blue Yonder

パナソニック株式会社
Blue Yonder

2020年5月20日
パナソニックは、エンドツーエンドのサプライチェーン・ソフトウェアの専門企業であるBlue Yonder(ブルーヨンダー)に戦略的株式投資(20%)を行うことを決定し、本日、株主との間で最終合意に至りました。これはBlue Yonderの企業価値55億ドルに基づいた株式投資*で、パナソニックは限定的な少数株主として株式を所有、Blue Yonderの取締役会9議席のうち、1議席が与えられます。

*投資額は、Blue Yonderの企業価値55億ドルにより算出された株式価値に基づいて算定

今回の投資により、2019年4月に発表された日本での合弁事業を含む、2社間の戦略的パートナーシップを拡大します。これにより、パナソニックとBlue Yonderは共に、オートノマス(自律的な)サプライチェーン™の実現を加速します。モノのインターネット(IoT)を介してエッジテクノロジーを活用したBlue Yonderのプラットフォームは、機械学習によって、より迅速で、状況の変化を踏まえたビジネス上の意思決定を促進し、自律的な成果を提供します。

日本市場においては、パナソニック システムソリューションズ ジャパン株式会社が、パートナー企業との連携を通じて、Blue Yonderの現行のLuminate™ソリューションを販売するのに加え、Luminate™プラットフォーム上で、需給の予測や、在庫・労働力の最適化、および業務効率化など、顧客企業の能力を強化する新たなソリューションを共同開発することで成長を促進していきます。

パナソニック株式会社代表取締役専務執行役員で同コネクティッドソリューションズ社社長の樋口泰行は、「現在のサプライチェーンにおいては、急速に変化し、多様化する顧客ニーズへの対応、人手不足や作業効率の悪さなど数多くの課題が存在します。サプライチェーン分野の専門家集団であるBlue Yonderとの連携強化により、より多くのお客様にさらなるお役立ちを提供できると確信しています。そのために、Blue Yonderがグローバルに提供する先進的なソリューションとビジネスモデルを深く学ぶことで、当社はソリューションレイヤーへステップアップを図り、現場プロセスを革新するグローバルリーディングカンパニーになることを目指してまいります」と述べています。

Blue Yonderは、世界最大のサプライチェーン・ソフトウェア専門企業として、35年以上の豊富な歴史を有しています。 Blue YonderのAI搭載ソリューション群は、サプライチェーン計画から実行、物流、小売業務、eコマースまで、エンドツーエンドのバリューチェーンを最適化および最新化することで、世界中の3,300を超える企業顧客に大きなビジネス価値をもたらしています。Blue Yonderの顧客には、Best Buy、BP、Caterpillar、Coca-Cola、DHL、Lowes、Mercedes Benz、PepsiCo、Procter & Gamble、Starbucks、Unilever、Walmartなど、製造、小売、物流の主要ブランドの多くが含まれます。 Blue Yonderのソリューションは、世界の製造業の上位100社のうち70社、世界の小売業者の上位100社のうち73社、および世界のサードパーティロジスティクス企業(3PL)の上位10社のうち8社で使用されています。Blue YonderのクラウドおよびSaaSソリューションにより、これらの企業はエンドツーエンドの運用の最適化および自動化を実現しています。昨年のBlue Yonderの売上の約60%をリカーリングビジネスが占めていることは、同社がクラウド経由のサービス化を急速に進めていることを表しています。

Blue Yonder CEOのギリッシュ・リッシは、「デジタルサプライチェーンの共同ビジョンを実現する今回のコラボレーションを喜ばしく思っています。この共同ビジョンの下、Blue Yonderのプラットフォームがパナソニックのエッジデバイスと、より自律的に同期していくことで、小売、製造、および物流業のお客様に、ビジネスの成功という成果をもたらしていきます。日本での両社の共同事業がお客様に大きな価値を提供していくことを楽しみにしています」と述べています。

Blue Yonderのソリューションの中核となるのは、エンドツーエンドのLuminate™プラットフォームです。このプラットフォームは、AIを利用した需要、供給、人的リソースの運用オペレーション自動化を通じて、業務をリアルタイムで予測し、即応できるよう支援します。またサプライチェーンの混乱が発生する可能性がある場合には、事前にアラートを受け取ることができるようになります。これは、現在のウィズコロナ、ポストコロナのビジネス環境においても強力な新機能となります。

パナソニック株式会社代表取締役社長の津賀一宏は、「今回の出資は、コネクティッドソリューションズ社が取り組んできた”現場プロセスイノベーション”を進化させる重要な一歩と考えています。コネクティッドソリューションズ社ではこれまでカルチャー&マインド改革や働き方改革などを先駆けて推進してきましたが、今回の投資で、いよいよ事業モデルそのものの変革へ踏み込むことになります。具体的には従来のハードに加え、ソフトウェア、コンサル、サービス分野で提供が可能な組織能力を獲得して、今回の新型コロナウイルスの影響でもその重要度が浮き彫りになったサプライチェーンの分野の抜本的な改革を支援し、お客様の経営課題に直結するソリューションを提供する会社になるための、力強い一歩となることを確信しています」と述べています。

【パナソニックについて】
パナソニック株式会社は、家庭用電化製品、住宅、自動車、およびB2Bビジネスのお客様向けのさまざまなエレクトロ二クス技術およびソリューションの開発における世界有数の企業です。 2018年に創立100周年を迎えた同社は、グローバルに事業を拡大し、現在、子会社528社および関連会社72社を運営しており、2020年3月期の連結売上高は7兆4,906億円であり、イノベーションによる新たな価値の追求に取り組んでいます。部門ごとに、そのテクノロジーを活用し、お客様に「より良いくらし」「より良い世界」の実現に貢献してまいります。
URL: https://www.panasonic.com/jp/home.html

【Blue Yonder について】
Blue Yonder(旧JDA Software、Inc.)は、シームレスで障害のない商取引を提供し、世界のすべての企業と個人が潜在能力を発揮できるよう支援しています。クライアント企業は、Blue Yonder の機械学習主導のデジタル・フルフィルメント・プラットフォームを活用することで、その企業の顧客が、いつ、いかなる形で、どこにおいても、製品(商品)を必要とした場合にスムーズに提供できるようになります。また、35 年以上にわたる専門知識、コンテクスチュアル・インテリジェンス、データサイエンスを駆使して、3,300社を超える世界有数の製造業者、小売業者、物流企業が、より自律的で持続可能、かつ収益性の高い事業を運営できるよう支援しています。
URL: https://blueyonder.com/


「Blue Yonder」は、Blue Yonder Group, Inc.の商標もしくは登録商標です。また本リリース内で「Blue Yonder」という名前を使用して言及されている商品名、製品名、またはサービス名は、Blue Yonder, Inc.の商標であるか、もしくは所有物となっています。

Blue Yonderの既存株主であるニューマウンテンキャピタルおよびブラックストーン傘下のファンド(ブラックストーン)は、過半数の株式を保有します。ニューマウンテンキャピタルは、当初から保有する株式の過半以上を引き続き保有し、またブラックストーンは、今回の取引において株式売却をせず、Blue Yonderの株式を継続して保有します。両株主ともBlue Yonderの戦略的ビジョンを全力でサポートしていく立場に変更はありません。

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