楽しいゲームでもセキュリティには注意
外出がしづらくなった昨今、自宅でゲームをしている人が増えている。外に出られなくても、オンラインで世界中の人と対戦できるのが当たり前の時代。ゲームは息抜きだけではなく、コミュニケーションツールでもあるのだ。
当然、ゲームに関してはセキュリティに気を配る必要がある。たとえば、近年増えているサイバー犯罪として、ゲーマーにとって大切なサービスアカウントの奪取が挙げられる。アカウントを乗っ取られ、アイテムなどを売買されてしまう事例は、数年前から続出している。
また、攻略情報をのせたサイトにマルウェアが仕込まれていた事例もある。ゲームそのものではなく、YouTubeなどで攻略法を確認するなど、セキュリティレベルを下げたままウェブブラウジングなどをすることも多い。そういった際に、危険なものをダウンロードしてしまう事例もある。
人気のコンテンツに関しては、ニセのアプリや、関連する内容を騙る悪意あるアプリが出回ることも考えられる。これらの大半はニセモノで、リンク先にあるアプリをダウンロードさせることで、不正な収入を得たり、マルウェアに感染させたりするものが多い。
セキュリティに気を配っているつもりでも、人気のタイトルをいち早く触れたい、あるいは新しい体験をしたいとなれば、警戒をゆるめてしまうかもしれない。
そのため、見知らぬ人からのメッセージを受信したり、レビューを読んだりするときは、常に警戒を怠らないようにするべきだ。セキュリティ対策のソフトを入れておくのは基本。
また、ゲームそのものに関しても、古いバージョンのゲームの使用は避け、プレイするゲームにパッチと修正が適用されていることを確認しておこう。