軽いステアリングフィールが操作しやすい
運転フィールも美環さんのハートをガッチリキャッチ。軽いステアリングフィールは、男性だと物足りなさを覚えるのですが、か弱き美環さんは「くるんくるん回りますね。らくちんでいいすー」と満面の笑み。さらにアクセルペダルの踏み加減を調整するだけで発進、加速、減速、停止までをコントロールするe-Pedal動作にゾッコン。ペダルの踏み変えを必要としませんから、街中の渋滞はラクになるばかりか、ワインディングでアクセルコントロールの楽しさをも提供します。
「オートバイでエンジンブレーキを使いながら走る感覚に似ていて、すっごく楽しい! エンジン車もこれにしてくれたらいいのに」というたいそうなお気に入りっぷり。「ブレーキペダルから足が離れて車が進む(クリープ現象)がないのがいいですね。車が進みだして慌ててブレーキを踏もうとして、アクセルを踏んで急加速した、というような踏み間違え事故も少なくなるんじゃないかな」。もちろん普通のクルマのようなアクセルとブレーキによる操作も可能ですが、e-Pedalに慣れた後に戻すと「アクセルを離してもクルマが止まらない」といったことになる場合も。そこは気を付けた方がよいでしょう。
ほとんどべた褒めに近い状態の美環さんですが、もう少し車幅が狭く取り回しがよい方が運転しやすいとのこと。「運転する時は幅が狭い方がラクですね。軽自動車とかホントにイイけれど、今度は室内の幅が狭くなっちゃう。リーフを一回り小さくした位がいいかな」と言いながら、コーナーの度に「おいしょー! よいしょー」と体全体でハンドルを操作されていました。視界は広いものの、小柄な彼女にはシート高が思いっきり上げても低かったらしく、クルマの先端がどこにあるのか、つかみづらかったようです。
そんなことを話をしている時、偶然1989年に登場した日産「PAO」が美環さんの目の前に。「あの子かわいい! え? 日産のクルマなんですか? あの大きさ、あの形、マジ最高! あの子で電気自動車だったら理想的」と大興奮。「今のクルマって、みんな釣り目でカクカクしているんですよね。私は丸いヘッドライトに丸っぽいボディー、あの位の大きさがちょうどいい。それで200万円以下なら言うことなし!」だとか。さらに後席スライドドアでオートバイが積載できると文句ナシのようです。メーカーの方はご参考にされてはいかがでしょう……。
リーフ初搭載の機能である「プロパイロット・パーキング」も試しました。こちらはボタンを押しているだけで、あとはクルマが勝手にハンドルやアクセル、シフト操作を行ない、入庫後はPレンジとサイドブレーキをかけてくれるというもの。今回のマイナーチェンジで、その速度や精度が向上したとか。教習所でも切り返し(車庫入れ)に苦戦していた美環さん的に、この機能の存在はありがたい様子。さらに動く様子をみて「クルクルハンドルが動いて怖いっす!」と面白がります。「慣れたら自分で車庫入れした方が早いんでしょうけれど、わたしには凄くありがたい!」という一方で「近くのクルマにぶつかったら誰が責任を取るんすか?」という疑問も。その場合、当然オーナーの責任になりますので、ちゃんと左右と後方の確認を忘れずに。
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