柳谷智宣の「コロナに負けるな! 飲食店&生産者を買って応援!」 第5回
コロナゼロ(5670本)の出荷を目指して応援!:
2kgの真鯛を注文! Zoomのビデオ会議で捌き方を教わった
2020年05月02日 11時00分更新
出荷できずに行き場を失った鯛を買って応援
作る人と食べる人をつなぐオンラインマルシェ「ポケマル」(https://poke-m.com/)は、全国の農家や漁師から直接食材を購入できるサービスを提供している。生産者と直接コンタクトを取りつつ、手頃な価格で鮮度のいい状態で購入できるので人気だ。
しかし、新型コロナウイルスの影響で、農家や漁師も大ダメージを受けているところが多い。そこで、ポケマルの出品に「#新型コロナで困っています」というハッシュタグが付けられるようになった。
これは応援しなければ、ということで商品を眺めていると、どれもおいしそうなモノばかり。すぐにでも食卓に並べられそうだ。そんな中、大きな鯛の写真に目を引かれた。
「活け〆 人が食すために育て上げた 特大真鯛」だ。これは食べなければ、いや、応援しなければ。漁師さんは、三重県度会郡南伊勢町の友栄水産の三代目、橋本純さん。伊勢志摩国立公園の南端にある漁村で真鯛の養殖を営んでいる。リアスの豊かな恵みに育まれた真鯛だが、新型コロナウイルスの影響で、飲食店が自粛し、出荷できずに行き場を失ってしまったそうだ。
鯛は50cmほどのサイズで、重量は2kg前後。価格は3218円だ。鯛は大好きなので、迷わなかったのだが、捌いた状態の商品は在庫切れ。ウロコ処理済みだと1000円高くなる。しかし、Zoomで捌き方を教えてくれるというので、1匹まるのままを購入した。
届いた発泡スチールはなかなかのサイズ。50cmは数字だとたいしたことがないが、家の中で見る魚としては最大級だ。橋本さんは、新型コロナウイルスが収まるようにと、5670(コロナゼロ)本の出荷を目指している。筆者は1519本目だった。
真鯛の捌き方はZoomでレクチャー
鯛が届く前に、真鯛の捌き方をZoomで教えてくれた。わざと100均の包丁を使ってくれたので、自分でもできるかも、と感じさせてくれたのが、さすがだ。
説明もわかりやすく、参考になることが多かった。ウロコが飛び散るのでビニール袋に入れるとか、内臓の扱いなど、教えてもらわなければどうしようもない。
コストを気にせず新鮮な真鯛を堪能できる!
なんとか捌いたのだが、身が綺麗な形にならなかった。素人なので、仕方のないところか。捌くだけで時間がかかってしまったので、初日は刺身とカルパッチョにした。
当然、新鮮なので、味は最高。歯応えもあり、贅沢な気分。真鯛の刺身を、コストを気にせず大量に食べられるなんて幸せだ。
翌日は、煮付けにしたり、ポアレにしたり、あら汁にしたりと、いろいろな料理にチャレンジ。新鮮な鯛の旨味を堪能できる、煮付けとあら汁が、とくに絶品だった。ウロコも、油で揚げてスナック代わりに。
普段、魚料理を作る時は切り身を買うのだが、1本そのままを捌くというのもいい経験だった。時々はチャレンジして、魚をさばけるようにしておきたいと感じた。
ごちそうさまでした。皆さんも、ぜひコロナで困っている漁師さんや農家さんから食材を通販で購入し、支援お願いします。
友栄水産
ポケマルURL https://poke-m.com/producers/66410
※問い合わせは商品ページの「お問い合わせ」フォームより連絡する
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