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ヴイエムウェア、クラウドとコンテナ環境でのネットワーク、セキュリティ、アプリケーション検出を簡素化するVMware NSX-TとvRealize Network Insightの最新版を発表

PR TIMES

ヴイエムウェア株式会社
Virtual Cloud Networkの顧客数は、当初想定を上回る15,000社を超え、2018年5月から年度平均で50%増で推移


*本内容は、2020年4月8日(米国時間)に米国VMware, Inc.が発表した報道資料の翻訳版です。
【2020年4月9日(日本時間)東京発】
ヴイエムウェア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:ジョン ロバートソン)は本日、ネットワークとセキュリティのイノベーションを加速させる、VMware NSX-T 3.0およびVMware vRealize(R) Network Insight 5.2を発表しました。これらは、オンプレミス環境でパブリック クラウドと同様の利用体験を提供し、企業の能力を大幅に向上させます。最新版となるVMware NSX-T 3.0およびVMware vRealize Network Insight 5.2の活用により、企業はレイヤ2スイッチングからレイヤ7アプリケーション ファイアウォール、ロードバランシング、IDS/IPSフィルタリングに至るまで、サービス全体のネットワーキング機能を対象に、より高レベルでの自動化とインサイトの把握が可能になります。

加えて、VMwareの仮想クラウド ネットワーキングを導入している顧客数は現在、15,000社に上り(Fortune 100のうちの88社、通信事業者の上位10社のうちの8社を含む)、2018年5月以降、会計年度ごとに平均50%で増加しています。なお、VMwareのVirtual Cloud Networkソリューションは、主要なハイパースケール クラウド プロバイダであるAWS、Azure、Alibaba Cloud、Google Cloud、IBM Cloud、Oracle Cloudに対応しており、プライベート クラウドでパブリック クラウドと同等の効率性と俊敏性を実現し、事業継続の取り組みを支援します。

7年前に、VMwareはソフトウェア定義ネットワークの草分けとして、物理サーバから仮想サーバを切り離すのと同様に、物理ネットワーク機器からネットワーク機能を分離させました。これにより、アプリケーションの展開時間が数ヶ月から数分にまで短縮される他、マイクロセグメンテーションによってマルウェアの社内水平移動を阻止できるようになりました。これはコストと運用の両面から実用性の高いアプローチです。そして2年前には、Virtual Cloud Networkを発表し、仮想ネットワークとセキュリティ機能をエッジからコア、クラウドまで拡張し、VM、コンテナ、ベアメタルで実行されるあらゆるワークロードに対応しました。現在、VMware Virtual Cloud Networkソリューションは、レイヤ2から7に対応する業界唯一の包括的な仮想ネットワーキング スタックであり、スイッチング、ルーティング、ファイアウォール、SD-WANの革新的な機能を、企業および通信事業/5G環境向けにソフトウェアで完全に実現しています。

Virtual Cloud Networkに新たなイノベーションを
Virtual Cloud Networkの導入においては、レガシー ネットワークとセキュリティ インフラの自動化とリプレースが引き続き主な導入要因となっています。本日、VMwareは、オンプレミス環境でパブリック クラウドの利用体験の実現にむけて、Virtual Cloud Networkのビジョンを背景にした新たなイノベーションを発表しました。

パブリック クラウドの利用体験の提供: クラウド コンピューティングの導入とデジタル ビジネス イニシアチブのサポートには、データセンタ ネットワークの俊敏性と事業継続性の向上が求められます。NSX-T 3.0では、NSX Federationを導入し、障害からの隔離ゾーンとグローバル ポリシーをすべての場所で同期させ、クラウドのような運用モデルを実現します。また、障害からの隔離ゾーンの活用により、ネットワークが脆弱となることを防ぎます。これにより、ネットワークの問題を1つのゾーンに封じ込め、問題発生時の影響度を最小限に抑えます。VMware vRealize Network Insight 5.2は、機械学習を活用し、複数のVMwareプラットフォーム間でフローベースのアプリケーション検出を行い、階層別に分類されたアプリケーションを確実に把握します。
セキュリティを内在型に: VMwareは、業界初のサービス定義型ファイアウォールとNSX Intelligenceに続き、新たにサービス定義型ファイアウォール向け侵入検知および侵入防止(IDS/IPS)機能を一般提供することで、内部ネットワークのセキュリティを一段上のレベルに引き上げます。NSX Distributed IDS/IPSは、サービスに対するVMware独自の解釈を活用し、IDS/IPSシグネチャをアプリケーションの特定部分にマッチングさせます。NSX Distributed IDS/IPSシグネチャはアプリケーション固有のものであり、適切なサーバにのみ適用されるため、誤検知が少なく、スループットが大幅に向上します。これらの機能では、レガシー システムや独自のハードウェア定義型システムでは実現できない効率性と柔軟性が得られるため、VMware NSX(R)のオープンなスケールアウト アプローチのもつ大きな差別化要因となっています。
モダンアプリケーション向けフルスタック ネットワーキングとセキュリティ: アプリケーションやマイクロサービスは、VM、コンテナ、ベアメタル サーバなど、多種多様なエンドポイント上で実行されるため、一貫した接続性とセキュリティの確保が課題となります。NSX-Tでは、コンテナとVMをファーストクラス オブジェクトとして扱い、Kubernetesプラットフォームを2年以上サポートしてきました。NSX-T 3.0のリリースにより、企業はスイッチング、ルーティング、分散型ファイアウォール、マイクロセグメンテーション、ロードバランシングなどのフルスタックのコンテナ ネットワーキングサービスを、KubernetesとVMware Cloud Foundation™ 4プラットフォーム、新たにリリースされたVMware Tanzuポートフォリオを備えたVMware vSphere(R)、さらにVMware以外のKubernetesプラットフォームにまで拡張できます。
エンドツーエンドの可視化と分析: オンプレミスのソフトウェアまたはSaaSとして提供される VMware vRealize Network Insightは、エンドツーエンドのネットワークの可視化と分析が可能で、仮想オーバーレイと物理アンダーレイ、データセンタ、マルチクラウド環境、ブランチ オフィス(拠点)などのVirtual Cloud Network全体のネットワーク パフォーマンスを最適化し、トラブルシューティングを行います。フローベースのアプリケーション検出では、教師なし学習、統計技術、充実したネットワークフロー、および高度なアプリケーション ラベリング アルゴリズムを活用して、アプリケーションならびに階層の境界を検出し、ネットワークの通信密度、アプリケーションのパターン、強化されたセキュリティ推奨事項に関するインサイトを提供します。その他、AWS Direct Connectのサポート、VMware SD-WANアプリケーションとビジネスポリシー統計、Kubernetesの可用性、VMware NSX-T 3.0のサポートなどを強化しています。
次世代の通信事業者クラウドと5Gのためのネットワーキング: 企業はVirtual Cloud Networkを活用することで、スケーラブルなネットワークを構築し、5Gやエッジ戦略をサポートすることができます。VMware NSXは、ネットワーク コアにおいてネットワーク パフォーマンスと効率的なエンドツーエンドのネットワーク運用を加速させる上で重要な役割を果たし、仮想ネットワーク機能のためのSDNレイヤとして機能します。NSX-T 3.0には、VMモビリティ向けのL3 EVPN、スケーラブルなネットワーキングのためのマルチキャスト ルーティング、データプレーン パフォーマンスの高速化といった機能が備わっています。さらに、VMware SD-WANは、5Gのネットワーク スライス アンダーレイと連携してインテリジェントなオーバーレイとして機能し、ネットワーク エッジで費用対効果が高く、高性能かつアプリケーションアウェアなサービスを提供します。
Azure Edge Zones向けの仮想クラウド ネットワーキング: VMwareはMicrosoftと協働し、Azure Edge Zones向けのSD-WANソリューションを提供します。このAzureサービスを利用する企業は、VMware SD-WAN by VeloCloud(R)などの仮想ネットワーク機能(VNF)をシームレスに展開、実行が可能になります。VMware SD-WANソリューションは、Azureポータルと完全に統合されており、Azure Edge Zones全体でゼロタッチ プロビジョニングを可能にすると同時に、運用およびVNFライフサイクル管理の複雑さから解放します。VMware SD-WANは、ネットワークの状況に応じてインテリジェントな判断を行い、SLAを満たす最適なネットワークパスでトラフィックを制御し、Office 365やMicrosoft Teamsなどのアプリケーションのユーザー体験を最適化します。

リモートワーカーを支援するVirtual Cloud Network
VMware NSXおよびSD-WANの活用により、企業はMicrosoft、Zoom、Vonage、Ring Central、WindstreamなどのプロバイダからVoIP、UCaaS、コラボレーション、VDIなどの従来型およびSaaSアプリケーションに安全かつ信頼性の高いアクセスを提供し、事業継続を支援できます。また、VMware NSXの活用により、仮想デスクトップを利用してエンタープライズ アプリケーションにアクセスするリモートワーカーを保護します。さらにNSXでは、既存のネットワーク インフラに変更を加えることなく、VDI環境を簡単にマイクロセグメント化して包括的に保護します。在宅勤務のユーザーに最適なテレワーク環境を提供するVMware SD-WANでは、先般、企業のルーティングとセキュリティ、分析、および管理機能の大幅な強化、ならびにビジネス継続性と在宅勤務展開のための特定機能の強化をリリースしました。企業がリモートワーカーを迅速に支援できるように、VMwareはNSXを用いたSecure VDIによる包括的なソリューションを提供し、さらにVMware SD-WAN Work @Home無料試用版を提供します。この無料試用版は、2つのWork @Homeバンドルを使用して、最長90日間で最大100人の従業員のエンドユーザにハードウェアとホスティング サービスを提供するものです。

VMware, Inc. ネットワーク&セキュリティ部門 上級副社長兼ゼネラル マネージャー
トム・ギリス(Tom Gillis)コメント:
「当社のVirtual Cloud Networkソリューションは、企業がオンプレミスでパブリック クラウドの利用体験を提供するのに役立っており、非効率的なITチケット リクエストや、ネットワークとセキュリティの変更に要する時間短縮を支援しています。また、プライベート クラウド、パブリック クラウド、さらに通信事業者のクラウド全体、およびデータセンタから各拠点に至るまで、Virtual Cloud Networkはネットワークを簡素化し、時間とコストを削減しています。データによると、従来のネットワーキング ソリューションと比較して、設備投資(CAPEX)では最大59%、運営コスト(OPEX)では最大55%の削減を実現しました*1」

ご購入について
VMware NSX-T 3.0は、本日より提供開始します。VMware vRealize Network Insight 5.2は、2020年5月1日を期日とする2021年度第1四半期に提供開始予定です。

*US参考資料原文、および参考資料内コメントは下記URLよりご覧ください。(英語サイト)
https://www.vmware.com/company/news/releases/vmw-newsfeed.VMware-Surpasses-Major-Virtual-Cloud-Network-Milestones.522aece5-adb1-4cd5-97c7-d8bce81ea91e.html

*1: Estimates based on VMware’s DICE ROI and Value Modeling tool which contains detailed real-world customer data, April 2020

ヴイエムウェア社について
ヴイエムウェアのソフトウェアは、複雑化する世界中のデジタル インフラを支えています。ヴイエムウェアのクラウド、アプリケーション モダナイゼーション、ネットワーキング、セキュリティ、デジタルワークスペース製品により、顧客はあらゆるクラウドにデバイスを問わずアプリケーションを提供できます。カリフォルニア州パロアルトに本社を置き、ビジネスと社会に貢献するVMwareの革新的なテクノロジの提供からグローバル インパクトまで世界への貢献に努めています。VMwareの詳細は www.vmware.com/jp をご覧ください。