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アスキー編集部、在宅ワークはじめました 第3回

Zoom以外のツールでも簡単に使える“バーチャル背景”機能

Web会議で自宅は見せたくない、なら「Snap Camera」で隠しましょう

2020年04月10日 13時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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Snap Cameraをインストールしてビジネス向けの「レンズ」を探す

 Snap Cameraは、PCカメラからの入力映像にさまざまなエフェクト(加工)を加えて出力するだけの、シンプルなソフトです。このソフト単体だと、エフェクトを加えた画像(静止画)や動画を保存するだけしかできません。

 ただし次の図のように、Snap Cameraが出力する映像は、ほかのソフトが「カメラ入力」として受け取ることができます。そのため、オンラインミーティングツール側で映像の入力元を「PCカメラ」から「Snap Camera」に切り替えるだけで、バーチャル背景のような機能が使えるわけです。

Snap Cameraの大まかな仕組み

 こうした仕組みなので、カメラ入力の切り替え機能を備えたオンラインミーティングツールであればどれでも使えるはずです(Zoomでも使えます)。なにはともあれ、実際にやってみましょう。

 まずはSnap CameraのWebサイトからソフトをダウンロードして、手元のマシンにインストールします。特に難しい設定は必要なく、通常はデフォルト設定のままインストールすれば問題ないはずです。

 さっそく起動してみると、Snap CameraのウィンドウにPCカメラの映像が表示されるはずです(画面が真っ黒で表示されない場合は、PCカメラを利用するほかのソフトをすべて終了させたうえでSnap Cameraを起動し直してみてください)。

Snap Cameraを起動した画面。上にはWebカメラの映像が表示され、下のさまざまな「レンズ」をクリックするとエフェクトが切り替わる。

 なお、Snap Cameraでは個々のエフェクトのことを「Lens(レンズ)」と呼びます。映像が表示されたら、まずは下の「Featured(おすすめ)」欄に並んだレンズを適当にクリックしていってみましょう。

ひとまずさまざまなレンズを試してみました

 えーっと……とにかくこのように、Snap Cameraは顔認識技術を使って、人の顔や背景にさまざまなエフェクトをかけてくれます。もともとこれらのレンズは「Snapchat」という若者向け写真/動画SNS用に作られているものなので、カワイイとか盛れるとか超ウケルとか鬼ヤバとか、そういうウェーイな方向性のレンズが多いです。余談ですが、Snap Cameraはゲーム実況ツールの「Twitch」にも対応してます。

 ただ、さすがに猫を頭に乗せたり、目からビームを出したりしながらWebミーティングに出席するのはビジネスマナー的にいかがなものかと思いますので、顔にはエフェクトをかけず、背景を差し替えるだけのおとなしいレンズを探しましょう。Snap Cameraの検索欄に「business」「office」「work」「background」などとキーワードを入力し、それっぽいレンズを探していきます。

 気に入ったレンズがあれば、★アイコンをクリックすることでブックマーク(保存)できます。ブックマークしたレンズは、画面左上にある★メニュー(Favorites)からいつでも呼び出せます。レンズは大量にあるため、一度見失うと再び見つけるのはとても大変です。使えそうなレンズは、ひとまず★クリックで保存しておくのがおすすめです。

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