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第2世代インテルXeonスケーラブルプロセッサー搭載サーバーも同時発表

ASUS、 サーバーの総消費電力を削減する新技術「Power Balancer」

2020年03月12日 16時00分更新

文● ASCII

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ASUSの法人向けサーバー

 ASUS JAPANは3月12日、サーバー製品向けテクノロジー「Power Balancer」および第2世代インテルXeonスケーラブルプロセッサー搭載サーバーを発表した。

 Power Balancer テクノロジーは、リアルタイム監視に基づいてCPU全体の負荷をサーバーが自動調整し、総消費電力の削減と効率性の向上によりコストやパフォーマンスの最適化を実現するASUS独自のテクノロジー。本技術は、今回発表されたサーバーシステムとZ11マザーボードを含むすべてのサーバー製品に搭載された第2世代インテルXeonスケーラブルプロセッサーをサポートする。

 同社の比較によると、Power Balancerなしの場合は、80%のワークロードで稼働中のCPUが130ワットの電力を消費した一方で、Power Balancerありの場合は、同レベルのパフォーマンスを維持しながら電力消費を14%削減したという。この結果から、サーバーはPower Balancerにより最も適切な周波数を調整することが可能となり、マルチスレッドのシナリオにおけるCPUの消費電力を削減できるとしている。

 今回同社は、最新の第2世代インテルXeonスケーラブルプロセッサー搭載のサーバー「RS720/720Q/700 E9」「RS520/500 E9」「ESC8000/4000 G4シリーズ」も発表した。ASUS Z11シリーズサーバーマザーボードを採用し、HPC、金融サービス、クラウドゲームに利用したり、コア数を追加し高周波に対応することでVM性能を向上させたり、システム再構成要件を最小限に抑えたりすることが可能だという。

 RS720/700/720Q E9シリーズは、2Uおよび1Uフォームファクターの2ソケットサーバーで、複数のワークロードに対応し、優れたパフォーマンスとコンピューティング密度(RS720Q)を備えるという。RS520/500 E9シリーズは、4U、2U、1Uケースのフォームファクターでパフォーマンス、効率性、管理性のバランスの最適化をうたうメインストリームサーバー。ESC8000/4000 G4シリーズは、AI、ディープラーニング、仮想デスクトップインフラストラクチャ(VDI)、レンダリング、学術研究に適した高密度GPUサーバー。

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