多機能スタンド採用で自分にあったディスプレー位置にできる
ワンクラス上の画面サイズがもたらす生産性アップと快適性、27型iiyama「ProLite XUB2792HSU」
3辺フレームレスフラットデザインと多機能スタンドの恩恵
とはいえ、27型となるとオフィスのデスクに置けるのか心配になるかもしれない。本製品は、そのあたりについても配慮している。
まず、上部と左右の3辺の非表示幅を極力小さくすることで、サイズを抑えている。ベゼルと画面の非表示部分を合わせてもわずか7.1mm。ディスプレーの横幅は612mmだ。そして、フラットデザインを採用しているためベゼルとの段差がなく、画面を見た際に視界が広がる感じがする。
もしデスクのスペースが許されるのであれば、デュアルディスプレー化したときに、境目が目立たないのと、フラットデザインのおかげで、視線移動の妨げにならないメリットもある。
さらに、多機能スタンドも採用。高さ調整やスウィーベル、チルト調整がしっかりサポートされているため、設置した際に最適な作業環境を確保できる。使う人を選ばず作業効率を最適化してくれる。多機能スタンドが誰が使っても最適化された作業環境になる話は、前回の記事を参照してほしい。スタンドのデザインは少し違うが、機能的には同じである。
それから細かい点で言うと、ディスプレーの設定ボタンがディスプレーの下にあるのもポイント。本製品には、ブルーライトを低減する「Blue Light Reducer」機能や、コンテンツに合わせて最適なカラーにする「i-Style Color」機能。そして省電力化をサポートするECOモードを搭載しており、設定ボタンにアクセスしやすいのはありがたい。
3段階で設定可能なブルーライトの低減率は最大73.5%。ディスプレーを長時間見続けることで目の疲労やドライアイなどの症状を引き起こすおそれがあると言われているなか、疲労の軽減につながる。
コンテンツに合わせたカラー調整も可能で、テキストや動画など、iiyamaオリジナルの「i-Style Color」機能により、コンテンツに合わせた表示で作業の円滑化を図れる。
また、消費電力を抑えるECOモードは、3段階用意されており、最大(エコモード3のとき)で年間消費電力量の削減率は9%。年間CO2排出量も8.9%削減されるため、環境への配慮を考えている企業なら、本製品を大量導入することで、大幅な消費電力とCO2排出量を抑えられる。