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通信の安定性と通話品質にも配慮

Technics初の完全ワイヤレス、ノイズキャンセリング対応で3万円台

2020年02月26日 13時45分更新

文● ASCII

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業界最高クラスのノイズキャンセル性能をアピール

 アクティブ・ノイズ・キャンセリング機能は、フィードバック(FB)/フィードフォワード(FF)を組み合わせたハイブリッド方式を採用。ハウジングの外側と内側に設けた2つのマイクを使って、ノイズ成分を打ち消す。面白いのは、外側(フィードフォワード処理)はデジタル制御、内側(フィードバック処理)はアナログ制御にしている点だ。

ノイズキャンセル性能を試すため、社内に飛行機を想定した体験ブースまで用意した力の入れよう

 パナソニックは、FF処理/FB処理、デジタル制御/アナログ制御という2種類(デュアル)のハイブリッド技術を組み合わせたノイズキャンセリング機能であるため、“デュアルハイブリッドノイズキャンセリング”と命名。独自性をアピールしている。

 最近では、音調の変化が出にくいデジタル制御のノイズキャンセルが主流になりつつあるが、パナソニックは敢えて、デジタル制御とアナログ制御を組み合わせる方式を選択している。デジタル制御は大きな音量のノイズも高精度に低減できる反面、計算処理に時間が少しかかる。これを嫌って、ハウジング内部の処理には遅延が少ないアナログ制御を組み合わせている。

 精度にも自信を持っており、EAH-AZ70Wは、業界最高クラスのノイズキャンセリング性能が得られたとする(JEITA測定基準による、パナソニック調査)。

10万円ごえ“高級機種の技術”を取り入れ、高音質化

 音質については「音楽本来の躍動感」と「豊かな空間性」の両立を重視。そのために、直径10mmと大きめのドライバーを採用。また、振動板は樹脂(PEEK)素材にダイヤモンドより硬いグラフェンのコートを施し、不要な振動を抑制。高域の伸びや抜け、艶のあるボーカルの再現を目指したという。

カラーは2種類が選べる

 また、ハウジング内部(ドライバー背面)には、ドライバー前後の空気の流れを整えるための“空間”(アコースティックコントロールチェンバー)も用意。これは、有線イヤホン「EAH-TZ700」(実売13万円台前半)の開発時に培った技術だ。低域から高域まで、広い帯域の再生能力が引き出せるとする。

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