■若者世代に広がる「動画ファースト」
Galaxy S20を理解する上で、押さえておきたいのが「動画ファースト」に向かう流れです。
スマホのカメラといえば、「静止画」モードが基本。これに対して、InstagramのストーリーやTikTok、YouTubeなど動画の需要が高まる中、「常に動画で撮る」若者が増えているとサムスンは見ています。
そこでGalaxy S20が搭載したのが「シングルテイク」モード。このモードで最大10秒間の動画を撮ると、印象的なシーンをとらえた静止画やエフェクト付きの動画をいくつも自動生成してくれます。
写真や動画を加工するアプリは多数ありますが、このモードは複数のカメラやプロセッサー性能を活用し、さまざまなバリエーションを一括して作り、提案してくれるわけです。SNSごとに投稿する内容を分けることにも使えそうです。
カメラの世界にはシャッターチャンスという言葉があるように、写真映えする瞬間は限られています。撮影できるチャンスが1度しかないことも少なくありません。そんな場面でもシングルテイクモードなら安心して「一発撮り」できるというわけです。

この連載の記事
-
第270回
スマホ
iPhone値上げ、Pixel躍進──2022年のスマホを振り返る -
第269回
Apple
アップル「iPad(第10世代)」なぜ値上げ? -
第268回
iPhone
iPhone「mini」ユーザーはどこへ向かうのか -
第267回
Apple
アップル「M2 MacBook Air」M1ユーザー視点でレビュー -
第266回
スマホ
iPhone値上げ 高コスパAndroidにチャンスはあるか -
第265回
Apple
アップル製品の「壁」を取り払う新機能に注目 #WWDC22 -
第264回
スマホ
メガネをかけると大画面? 「Nreal Air」を試した -
第263回
ビジネス
在庫不足のアップル、コスト増のアマゾン──GAFA決算、各社の課題浮き彫り -
第262回
PC
出張用のPCやモバイル回線を見直した -
第261回
Apple
アップル「Mac Studio」Mac miniから買い換える価値はある? -
第260回
スマホ
楽天モバイル「Apple Watch」は新たな強みになるか - この連載の一覧へ