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このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第172回

Xperia 5はデザイン、性能、カメラが高次元にまとまっている

2020年02月05日 10時00分更新

文● 井上 晃 編集●ASCII

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ゲームエンハンサー機能が秀逸

 Xperia 5を語る上で、ゲーム機能は欠かせません。仕様について触れておくと、同機はSoCにSnapdragon 855(オクタコア、2.8GHz+2.4GHz+1.7GHz)を搭載。メモリーは6GB、内蔵ストレージ64GBを備えます。OSは、本レビューではAndroid 9のまま試用しましたが、1月末時点でAndroid 10にもアップデート可能となっています。

 AnTuTu Benchmark(v8.2.2)によるベンチマークスコアは、「413430」。アプリ内に表記されているGalaxy S10(408243)やHUAWEI P30 Pro(396200)よりも少し高い値でした。実際に「アスファルト9:Legends」をプレーしてみたところ、グラフィックスは非常にスムーズに処理され、動作が重くなるような場面は筆者が試した範囲では一切ありませんでした。

AnTuTu Benchmarkのスコア

「アスファルト9:Legends」をプレー。画面左上のアイコンから「ゲームエンハンサー」機能のメニューを起動できる

 特筆すべきは、「ゲームエンハンサー」機能。同機能を使うことで、プレー中の通知をオフにしたり、ゲームアプリを起動したまま攻略情報を検索したりすることが可能に。

 今回は、ゲームエンハンサー機能のうち、プレー中の集中力を高めるために活躍する「フォーカス設定」を試してみました。これは、アプリ通知や着信通知のオフを、アプリごとに好みの設定にカスタマイズできるというもの。これによって、外部からの連絡やアプリ通知によってプレーが中断されることなく、没入感が高まります。

「ゲームエンハンサー」機能にある「フォーカス設定」の画面で、プレー中の通知のカスタマイズが可能

 ちなみに、ゲームエンハンサーでは、ナビゲーションバー表示のロックし、横持ちの際に端末右肩にくるカメラキー操作を無効にすることも可能。ゲーム中の大事な局面で誤操作を起こして頭を抱えた経験は、ゲーム好きなら誰しもあるでしょうが、その心配がないのはうれしいポイントの一つです。

 一方、内蔵スピーカー(耳元と底面)からのサウンドは、底面側の方が音が大きく、わずかに偏りを感じました。定位が中心にくるクリアな音声にこだわりたい場合には、イヤホン活用すると良いでしょう。

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