用途に合わせて構成を変更できるカスタマイズ性が魅力
家庭向けや1人暮らし向けの1台に最適、普段作業も快適で映画鑑賞やテレビ視聴もできる一体型PC「ESPRIMO WF1/D3」 (1/2)
2020年02月01日 12時00分更新
富士通クライアントコンピューティングの一体型デスクトップパソコン「ESPRIMO WF1/D3」は、2019年10月に販売された「ESPRIMO FH」シリーズのカスタムメイドモデル。暮らしを快適にする使い勝手のよさと、用途に合わせてスペックを変更できるのが魅力だ。通常価格は15万1580円からだが、21%オフクーポンを適用すると11万9748円で購入できる(1月30日現在)。
前々回はディスプレーやインターフェース、前回はキーボードとテレビ機能などの使用感を解説してきたが、3回目となる本記事では、各種ベンチマークソフトを使って、ESPRIMO WF1/D3の性能をチェックしていきたい。
ESPRIMO WF1/D3:ベンチマークのポイント
・ユーザーの生活に彩りを与えるスペック カスタム次第でより快適に
・ドラクエXレベルの3Dゲームは快適にプレイできる
・ユーザーのニーズに応えてくれる性能とカスタマイズ性が魅力
ユーザーの生活に彩りを与えるスペック カスタム次第でより快適に
試用機の主なスペックは、Core i7-9750H(6コア/12スレッド)、8GBメモリー(4GB×2)、256GB SSD(PCIe)+1TB HDD、インテル UHD グラフィックス 630といった構成で、オプションとしてBlu-ray Discドライブとテレビ機能が追加されている。この構成の場合だと価格は24万3380円だが、21%クーポンを使うと19万2270円で購入可能だ(1月30日現在)。
まずは「CINEBENCH R20」でCPU性能をチェックしてみた。CINEBENCH R20はCGレンダリング速度からCPU性能を測るベンチマークソフト。計測した結果、CPUのスコアは1930pts、CPU(シングルコア)は445ptsとなった。試用機に搭載されているCore i7-9750Hは、第9世代のハイエンドモバイルノート向けCPU。ノート向けCPUとはいえこれだけの性能なら、ウェブブラウジングや文書作成といった一般的な作業はもちろん、軽めの写真編集も問題なくこなせるだろう。
次は「3DMark 10」でグラフィック性能をチェック。計測結果は、DirectX 12対応のベンチマーク「Time Spy」は488、ハイスペックゲーミングパソコン用のベンチマーク「Fire Strike」は1203、ノートパソコン用のベンチマーク「Sky Diver」は5063。内蔵GPUということもあり、高スペック帯のゲームをプレイするのは厳しいだろう。だが、Sky Diverのスコアはそこそこ高いので、軽めの3Dゲームやブラウザーゲームであればプレイできそうだ。
今度はストレージの読み込み/書き込み速度を計測するベンチマークソフト「CrystalDiskMark」を使用。試用機には256GB SSD(PCIe)+1TB HDDが搭載されている。256GB SSD(PCIe)の読み込み速度は1527MB/秒、書き込み速度は1300MB/秒となり、高速なデータ転送ができる。一方、1TB HDDの読み込み速度は184MB/秒、書き込み速度は177MB/秒。SSDよりも遅いものの、容量についてはHDDの方が上手だ。
とくにこれといった目的がなければ標準搭載の1TB HDDだけでも十分だろう。写真や動画を大量に保存したいなど、ストレージの容量を上げたいなら、購入時にカスタマイズで強化することもできる。
最新の3Dゲームをプレイする、3Dゲームを製作する、動画を編集するといった高負荷な用途には不向きだが、ウェブブラウジング、文書作成、メール作成、動画視聴などの一般的な用途をメインに使う分にはもってこいのマシンといえるだろう。