このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第169回

仕事からゲームまで本気の軽量スマホ「AQUOS zero2」

2020年01月30日 12時00分更新

文● 島徹 編集●ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

おサイフや指紋センサーなど
便利な機能はしっかり搭載

 このほかの仕様についても触れておこう。OSはAndroid 10を搭載。有機ELディスプレーなので、普段の操作ではジェスチャー操作とダークモードを有効にしておくと、大画面を広く使いつつ消費電力を抑えられるのでお勧めだ。

 生体認証はディスプレー内蔵の指紋センサーと、顔認証を併用できる。画面をダブルタップして、指紋認証センサーのみ対応のロック解除画面を表示することも可能だ。指紋認証センサーは指をどの向きで触れてもロック解除されるので、横持ちのゲーム中でもロック解除しやすい。

ディスプレー内蔵指紋センサーは、画面を点灯したあと指をあててロック解除する。顔認証と併用した場合は、指をあてる前に顔でロック解除されることが多い

 その他のインターフェースだが、おサイフケータイとNFC対応の非接触ICは、確定申告やマイナポイントで利用するマイナンバーカードにも対応。USB Type-C端子はUSB PDでの急速充電に対応している。内蔵ストレージは256GBと大容量だが、microSDカードには対応していない。フルセグ・ワンセグにも非対応なので、気になる人は注意しよう。

デュアルカメラのあいだにおサイフケータイ・NFCの非接触ICを搭載

底面にはスピーカーとUSB Type-C端子、LEDランプを搭載

側面のマグネシウムフレーム部は、電源と音量ボタンのみ搭載する

カメラは2眼だがAIでクオリティーの高い写真が撮れる

 カメラは標準の1220万画素カメラと、超広角の2010万画素カメラを搭載。インカメラは800万画素だ。オートAI搭載で、日中や屋内、料理などをある程度綺麗に撮影できる。

標準カメラと、広角カメラで撮影。標準カメラの解像感は良好だ

室内でも明るく撮影できる

 ただ、夜景や明暗差の広いシーンでは、近年のカメラに力を入れたハイエンドスマホと比べると派手さに欠け、暗所の解像感も物足りなく感じた。

背景ぼかしのポートレート撮影にも対応

夜景は、カメラに力を入れた最新のハイエンドモデルと比べると暗めでノイズが多い

【まとめ】仕事からゲームまで
本気で楽しむ大人の軽量大画面モデル

 AQUOS zero2をざっくり表現すると、普段使いで便利な軽量薄型モデルながらも、ゲームも快適に楽しめるモデルだ。ゲーミングスマホに魅力を感じるが、大きくデザイン面でも持ち歩きは難しいと断念した人にはピッタリのモデルだ。シャープのゲーミングモデルは初なので、本格的なゲーマーから見ると細かい機能の不足は気になるかもしれない。だが、大半のある程度ゲームを楽しむ層にはしっかり響くモデルに仕上がっている。

 また、ゲームはそこまで遊ばないが、ビジネス向けにスリムで高性能なスマホが欲しい、飛行機や新幹線では映画を楽しみたい人にもかなりオススメできる。ゲーム以外の普段の操作もサクサクなうえ、軽量なので長時間の操作も楽だ。特に大画面活141gの軽さは、店頭で実機を手に取ると感動する。長く使う普段使いのハイエンドを探しているなら、ぜひ一度手に取ってみて欲しい。

■関連サイト

前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン