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このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第137回

シャープ「AQUOS zero」は軽さと速さがウリのハイエンドスマホ

2019年02月23日 12時00分更新

文● 友納一樹(ゴーズ) 編集●ASCII編集部

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 今回レビューするのは、シャープの「AQUOS zero」。これまでの「AQUOS Rシリーズ」や「AQUOS sense」「AQUOS sense2」とは異なる新モデルだ。シャープのスマホで初めて有機ELを搭載し、わずか146gという軽さを特徴とする。

 カラーは「アドバンスドブラック」1種。キャリアではソフトバンクのみが取り扱い、SIMフリー版の販売はない(2月現在)。2018年12月21日から販売されており、価格は9万9840円(税込)となっている。

 今回、AQUOS zeroを1週間ほど使う機会を得たので、その使い勝手などをチェックしていく。

ボディーサイズはわずか146g

 まずは本体から。「世界最軽量」(画面サイズ6型、電池容量3000mAhを超える、IPX5以上の防水性能を備えたスマホにおいて)の言葉通り、その軽さは圧倒的。ほぼ同じ画面サイズのiPhone XR(194g)、ほぼ同じ重量のiPhone 8(4.7型)と比べると、大画面と軽量化の両立の凄さが際立つだろう。

サイズは縦154×横73×厚さ8.8(mm)、重量は146g。持ったときに思わず「軽い!」とつぶやいたほど

背面はアラミド繊維を採用している

 前面は強化ガラスである「Corning Gorilla Glass 5」を使用。背面はガラス製ではなくアラミド繊維を採用しており、すべすべとした手触りだ。前面背面ともにゆるやかなアーチ状をしており、持ったときのフィット感も良い。

 側面フレームにはマグネシウム合金を採用。わずかに内側に反っているため、指が引っかかり、ホールド感を得られるデザインとなっている。

ゆるやかなラウンドフォルム。フレームが内側に反っているため、指が引っかかる

 軽くて持ちやすいため、使い勝手はかなり優れている。長時間使用しても疲れにくい点も魅力的。不便な点を挙げるとすれば、前面もアーチ状をしているために、時折親指の付け根あたりがディスプレーに触れてしまうこと。とはいえ、ほとんどストレスなく使えた。

本体上部にSIMカードトレイ

右側に電源ボタンと音量ボタン

下部にはUSB Type-Cポート、マイク、スピーカー

 ディスプレーは、AQUOSスマホでは初めて有機ELを採用。サイズが約6.2インチ、解像度はワイドクアッドHD+(2992×1440ドット)。ラウンドフォルムにより左右のベゼルが狭く、表示領域も大きい。

AQUOS sense2(左)と比較。ノッチが若干大きい気がするものの、占有率は勝る

動画視聴時で比較。写真では伝わりづらいが、AQUOS zeroのほうが鮮やかだ

 色のコントラストは非常に鮮やかであり、動画視聴はかなり楽しめるだろう。以前AQUOS sense2をレビューした際に「色彩などの表現力はじゅうぶんに高いと感じた」と書いたのだが、比較するとさすがにその差を体感した。ハイエンドスマホとして申し分ないスペックだ。

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