iPhoneと連動するアップルのビジネス:
2020年が「iPhoneの年」になる理由
2020年01月29日 16時00分更新
iPhone 11シリーズが登場するまでの2019年を振り返ると、iPhoneにとっては厳しい時期でした。2019年1月にAppleは利益警告を出し、ガイダンスよりも低い売上高を投資家に伝えました。
その後、iPad、Macといった既存製品のテコ入れ、そしてAirPods、Apple Watchの急成長によって、売上高としてiPhoneの穴を埋めて余りあるほどの成長ペースを取り戻しています。しかしながら、依然として主力製品であるiPhoneを放っておくわけにも行きません。
そのため、2020年は「iPhoneの年」にしようという目論見が透けて見えてきます。
ちなみに、2019年はiPadOSが登場し、iPad miniとiPad Airが久しぶりに刷新され、さらに廉価版のiPadがSmart Keyboardに対応するなど、iPadラインアップが完成した「iPadの年」だったと振り返ることができます。
同時に、Macについても、Mac Proの登場や16インチMacBook Proへのリプレイスなど、活発なモデルチェンジが起き、iPadをサブディスプレー化するSidecar、iPadアプリをMacアプリとしてビルドできるようにするProject Catalystなど、macOS Catalinaへの新機能も活発でした。

この連載の記事
-
第321回
トピックス
10万円前後のMacBook その存在は“ワクワク”か、“退屈”か -
第320回
トピックス
アップル「iPad Pro(M5)」、もはや“Mac代わり”になり得る存在に -
第319回
トピックス
ヘンテコな「iPhone Air」の良さがジワジワ伝わってくる。折りたたみモデルの布石としての設計とは -
第318回
iPhone
アップル「iPhone」「iPad」最も注目すべき4つの新機能 #WWDC25 -
第317回
Apple
アップル初のApple Parkでの開発者イベント、初公開の「Loop Building」とは -
第316回
Apple
「Mac Studio」アップルの多様すぎる接尾語について考える -
第315回
Apple
アップル「Mac Studio」登場で生じる、ラインアップへの疑問 -
第152回
Apple
アップル「MacBook Pro」ポート増加は敗北なのか -
第151回
Apple
iPhone分解アートと、Appleが目指す未来 -
第150回
Apple
アップル新型「MacBook Pro」どの構成で買うべきか -
第149回
iPhone
アップル「iPhone 13」4つの魅力 - この連載の一覧へ











