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まさかのハリウッド実写化発表! シュタゲ10周年記念ライブ「科学ADVライブ S;G 1010th ANNIVERSARY」レポート

2020年01月27日 21時15分更新

文● 高橋佑司/ASCII

ラボメンたちの、10年後の自分に向けたメッセージ
ボイスドラマ「0と1のタイムカプセル」

こちらは昼公演の写真だが、夜も同様にキャスト陣がならんで朗読劇を披露した

 前半の曲目が終わると、次は「STEINS;GATE」キャスト陣によるオリジナルボイスドラマの時間。

 同作に登場するメインキャラクター、いわゆる「ラボメン」のCVを担当した、花澤香菜さん、関智一さん、今井麻実さん、後藤沙緒里さん、小林ゆうさん、桃井はるこさんがステージに登場し、生朗読を披露した。

 この朗読劇の内容も昼公演と夜公演では異なるものだったのだが、夜公演での朗読劇のタイトルは「0と1のタイムカプセル」。ラボメンのみんなが、“10年後の自分に向けたタイムカプセル”について語る内容だった。

 10周年記念という年月の節目にかけた内容のシナリオだと思われるが、「世界線」「時間」といったものが作品の大きなテーマになっている「STEINS;GATE」とは親和性の高いもの。

 椎名まゆり、橋田至、牧瀬紅莉栖、桐生萌郁、漆原るか、フェイリス・ニャンニャンの、それぞれの“今”の思いを込めた、“10年後”の自分へのメッセージは、どことなく「シュタインズ・ゲート ゼロ」で見られた彼女たちの未来の姿にリンクするような気がして、感慨深さはひとしおだ。

 朗読劇のあとはキャスト陣でのトークライブもあり、“ダル”こと橋田至役の関智一さんのアドリブトークなども会場に笑いを引き起こした。

ファンタズム(FES cv.榊原ゆい)

 トークライブの後は、セットリストの後半戦がスタート。後半戦の出だしは、ファンタズム「FES」こと榊原ゆいさんが登場。

 ちなみにファンタズムとは、「CHAOS;HEAD」に登場する架空のバンドで、ボーカル「FES」のCVを榊原ゆいさんが担当している。作品を飛び出し、初代「STEINS;GATE」のエンディングテーマ「運命のファルファッラ」などをうたい上げた。

純情のアフィリア

 その後は、「STEINS;GATE 比翼恋理のだーりん」のオープニングテーマなども歌っている「純情のアフィリア」が登場。夜公演ではゲーム「CHAOS;CHILD らぶchu☆chu!!」EDテーマ「非合理かつ訂正不能な思い込み」を、息の合ったキュートなダンスとともに披露した。

 さらに、「劇場版 STEINS;GATE 負荷領域のデジャブ」のエンディングテーマ「いつもこの場所で」を歌う彩音さんや、TVアニメ「Occultic;Nine -オカルティック・ナイン-」オープニングテーマ「Open your eyes」を歌う亜咲花さんなど、後半は前半以上の多くのアーティストたちが楽曲を披露。

彩音さん

亜咲花さん

 アニメ「シュタインズ・ゲート ゼロ」の後期エンディングテーマ「World-Line」では、今井麻実さんが牧瀬紅莉栖の白衣のコスチュームで登場し、会場を盛り上げる。

牧瀬紅莉栖コスの今井麻実さん

 約2時間半にわたる公演のラストを飾ったのは、アニメ「シュタインズ・ゲート」のオープニングテーマ「Hacking to the Gate」。曲終盤にはキャノン砲(大型クラッカー)が使用され、会場は大歓声に包まれた。

 最後は出演者全員がステージに登壇してコメント。そんななかキャスト陣からは、「STEINS;GATE」の主人公・岡部倫太郎役の宮野真守さんが今回出演できなかったことを惜しむ声が聞かれた。

 しかしだからこそ、ここで完全燃焼ではなく、また次のイベントに対するモチベーションが高まったという話もあり、これもまた、シュタインズ・ゲートの選択だったのかもしれない。

 ライブの締めくくりは、鳳凰院凶真こと岡部倫太郎の別れのあいさつ「エル・プサイ・コングルゥ」を全員で唱和して終了。皆さん知っての通り、この言葉に特に意味はない……のだが、ファンや「STEINS;GATE」に関わる人にとっては、また一つ新たな思い出とともに刻まれた、大きな意味を持つ言葉となったことだろう。

ライブ後の会場を驚愕させた「ハリウッド実写化」

 ライブが終了し、出演者が退場した後には、シリーズに関する最新情報の発表があった。その中で観客たちの度肝を抜いたのは、なんといっても「ハリウッドでの実写ドラマ化」だ。

 企画制作を担当するのは、ハリウッドのスタジオ「Skydance Television」。Netflixで配信中の「オルタード・カーボン」「グレイス&フランキー」、Amazonで配信中の「CIA分析官ジャック・ライアン」などを生み出しているスタジオだ。

 詳細についてはまだ発表されなかったが、ハリウッドドラマ化だけでも大ニュース。ライブが終わったにも関わらず、会場は再び大盛り上がりだ。

 また、志倉千代丸氏が手掛ける科学アドベンチャーシリーズ最新作「ANONYMOUS;CODE」の新PVが公開。これまでの科学アドベンチャーシリーズとの関連を示唆する意味深な場面や、未公開のアニメカットなどが盛り込まれている。


 さらに、「STEINS;GATE 0 ELITE」の開発が決定したことも発表。「STEINS;GATE 0」の全編をアニメーションで構築したタイトルとのことで、「STEINS;GATE」全編をアニメーション化した「STEINS;GATE ELITE」に続くフルア二ADV第2弾となる。

 そのほかにも、フィギュア「牧瀬紅莉栖白衣Ver.(仮)」の2020年初夏予約開始や、DMM GAMESで配信中のPCブラウザゲーム「マジカミ」とのコラボイベントを3月に開催することを発表。

牧瀬紅莉栖白衣Ver.(仮)の予約が夏に開始する

DMM GAMES「マジカミ」とのコラボも

 詳細は明かされていないが、「STEINS;GATE」の大型コラボレーション「邂逅相遇のゴルディッヒパーティー」というプロジェクトが進行していることも発表されており、今後の「STEINS;GATE」の展開にも大いに期待が持てる。

 なお、イベント同日には、科学アドベンチャーシリーズの総合統括サイト「科学アドベンチャーシリーズポータル」がオープンしている。今後シリーズに関する最新情報もこちらで公開予定とのことなので、続報が待ちきれない人は、本サイトを要チェックだ。

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