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240Hzのゲーミングディスプレーやキャリブレーション測色計内蔵の4Kディスプレーも

デザインに注力した「NEW XPS 13」は4辺極細ベゼルで16:10のUHD+液晶が魅力、メモリーは32GBが選択可能に

2020年01月25日 12時00分更新

文● 八尋 編集●ASCII

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「NEW XPS 13」

 デルは1月24日に新製品に関するメディアラウンドテーブルを開催し、CES 2020で発表され注目度の高かった「NEW XPS 13」などについて紹介した。

デザインにとことんこだわったNEW XPS 13

4辺フレームレスのディスプレーを搭載。16:10のパネルを採用し、最大UHD+も選択可能

 CES 2020でも大きな反響があったというNEW XPS 13は、従来モデルと比べてとくにデザインに注力したモデルだという。ディスプレーは4辺フレームレスで、航空機のテーブル上に収まる11型のボディーに16:10の13.4型ディスプレーを搭載。最大でUHD+までの解像度に対応する。また、明るさとコントラストも向上し、HDR 400に準拠している。筐体もXPS 13史上最小、最薄になった。

 素材にもこだわっており、ブラックはカーボンファイバー、ホワイトはガラスファイバーを使用。また、従来どおりアルミ削り出しボディーを採用している。また、側面にダイアモンドカット加工を施しており、従来と比べてエレガントさが増しているのに加え、傷が目立たないという効果もある。

ブラックはカーボンファイバーを採用

ホワイトはガラスファイバーを使用

側面はダイアモンドカット加工を採用

 そのほか、キーボードはキーキャップが大きくなっており、タッチパッドも17%拡大。なお、従来のXPS 13 2in1では、ホワイトモデルは英語キーボードのみだったが、今回のNEW XPS 13はどちらのカラーでも日本語キーボードを用意しているとのことだ。

キーボードは幅いっぱいに配置。タッチパッドも従来モデルと比べて拡大している

XPSのロゴも刷新。よりフラットなデザインに

右が旧ロゴ、左が新ロゴ

第10世代Coreを採用、最大32GBメモリーまで搭載可能に

 CPUは第10世代のCore i5/Core i7が選択可能。加えて、新たにメモリーは最大32GBまで搭載可能になった。ストレージは512GB SSD/1TB SSDが選べる。なお、CPUの在庫は大丈夫かという質問については、グローバルで展開しているので、時期にもよるがしっかりと在庫はあるとのこと。また、スペックを選択するBTOモデルだけでなく、短納期モデルも用意するそうだ。

学生に人気、スマホの画面をミラーリングし画像データなども簡単に転送できる「Dell Mobile Connect」

「Dell Mobile Connect」

 また、2018年1月以降のデルのパソコンにプリインストールされているアプリ「Dell Mobile Connect」についても紹介があった。

 Dell Mobile Connectは、パソコンとスマートフォンをBluetooth接続すれば、パソコンの画面上にスマホの画面を表示させるミラーリングが可能なほか、スマホ内の連絡先を使ったハンズフリー通話や、SMSの使用、アプリの通知などが可能。さらに、スマートフォンのファイルをドラッグ&ドロップでパソコン内に保存することもできる。なお、通常はBluetooth接続だが、大き目のデータを転送する場合はWi-Fi接続に切り替わることもあるという。

 なお、Dell Mobile Connectは生協などで学生に紹介したところ大きな反響があったそうだ。同社はDell Mobile Connectのようなアプリやソフトウェアなどにも今後力を入れていきたいとのことだ。

240Hzリフレッシュレート対応ゲーミングディスプレーやキャリブレーション測色計内蔵の4Kディスプレーが登場

 メディアラウンドテーブルでは、CES 2020で発表されたディスプレー4機種のうち2機種の紹介があった。240Hzのリフレッシュレートに対応するゲーミングディスプレー「AW2521HF」と、クリエイティブ向けの「UP2720Q」だ。

「AW2521HF」

 AW2521HFは、ALIENWAREブランドのハイエンド向けで、リフレッシュレート240Hzに対応し、応答速度も1msなのが特徴の24.5型ゲーミングディスプレー。高リフレッシュレートながらIPSパネルを採用しているのも魅力。さらに、sRGB99%で、FreeSyncやG-Sync Compatibleにも対応。背面のロゴなどはFX Lightingにより好みの配色が可能だ。

こちらのディスプレーも4辺ともフレームレス

背面のロゴやスタンド部分などはFX Lightingにより好みの配色が可能

Team Liquid推奨モデル

 なお、同社がスポンサードしているTeam Liquidもすでに使用しており、推奨モデルとして販売する。なお、4月にはホワイトモデルも販売予定。

「UP2720Q」

 UP2720Qは、クリエイティブにも対応するDell デジタルハイエンドシリーズの27型4Kディスプレー。最大の特徴は、キャリブレーション計測器を内蔵しており、98%のDCI-P3、100%のAdobe RGBなどに対応している点。4K解像度というだけでなく、0.26ニットとい1300対1による低いダークライティングで、深い黒色表現とコントラストを実現。加えて、統一性補正機能により、画面全体で一貫性のある輝度も実現したという。

 そのほか、Thunderbolt 3接続で、ディスプレーから1本のケーブルでノートパソコンを最大90Wでの充電が可能。2台のパソコン接続をピクチャーbyピクチャー機能で表示することもできる。不要な光沢や反射を軽減する遮光フードも付属。1月31日に発売予定だ。

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