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「HP Z1 Entry Tower G5」クリエイターズファイル 第2回

クリエイターから見た「HP Z1 Entry Tower G5」の魅力

スキャンCGの専門家も納得のコンパクト筺体と安心保証のクリエイター向けPC

2020年02月21日 11時00分更新

文● 山田有祐(CGSLAB) 編集●ASCII 編集協力●ブリンドール

提供: 日本HP

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総合的に見て満足度の高いマシン

「HP Z1 Entry Tower G5」をテストする山田氏

──それでは、「HP Z1 Entry Tower G5」をご使用いただいた感想を聞かせてもらえますか?

山田 今回のHP Z1のパフォーマンスモデルですが、外見でいうとワークステーションラインのスペックからみてかなりコンパクトに収まっているマシンだなというのが初見で見たときの感想でした。このサイズですとデスクの上や下などどこでも設置できるという印象です。実際、テスト使用させていただいた時はディスプレーの裏に設置させていただき、まったく問題なく操作していました。

 またワークステーションラインのマシンというと堅牢性が重視される都合上、重くて大きいモノでしたが今回お借りしたモデルはかなり軽量でした。VR系のマシンはノート型なども発売され、わりとデモンストレーションなどでの移動がある方はノート型のほうを考えるかと思うのですがこの重さなら問題なく持ち運びも可能かと思いました。

 それと、音がものすごく静かですね。レンダリングなども試しましたがこれなら深夜に周囲へ配慮せずとも作業できるレベルです。エアコンの音の方が大きいくらいですね(笑)。

 パフォーマンスモデルのCPUは、インテル® Core™ i9-9900です。私の利用しているマシンのCPUであるCore™ i7-6850Kは、いわゆる6コア版の「Broadwell-E」で2016年当時のハイエンドCPU。これと比較すると、第9世代インテル® Core™プロセッサーであるCore™ i9-9900では、コア数も8コアになっており、 最大動作クロック周波数もCore™ i7-6850Kの3.8GHzから5.0GHzと、現状仕事に利用しているマシンより、処理速度も数段高速なのは言うまでもありません。

 普段、複数のマシンを動かしているので消費電力も気になるところですが、Z1はその観点からも優秀でした。レンダリング回している最高値でも220Wで、待機時は70W。とても優秀だと思います。

待機時の消費電力(写真左)と高負荷時の消費電力(写真右)の測定

 NVMeで、そんなに使い込んでないというのもあるともいますが、とにかく起動が早いなーというのも好印象です。そうなると安定性がやはり気になる点ではありますので、その辺りの負荷をかけながら使用感を見てみました。

 インターフェースとしては前面にUSB3.1Gen2が2ポート、Gen1が1ポートあるのはSDカードやポータブルSSDなどでデータを取り込むことが多いので、これは非常に助かりました。

 総合的に見て、満足度の高いマシンでした。

──メンテナンス性の高さもZ1の長所のひとつですが、そのあたりはいかがでしょう?

山田 中も確認してみたんですが、マニュアルなど確認せずとも難なく開けることができました。Z600もそうでしたが、やっぱり工具無しで内部にアクセスできるのはポイントが高いです。内部もスッキリしていてメンテナンスしやすいですね。

 ただ側面のパネルは問題なくはずせるのですが、おもて面のパネルと連動しておらず、無理すると内部に亀裂がはいる可能性があり、個人的にそこは改善していただけるとよいかなと思いました。

工具要らずで開閉、拡張・改修作業ができるのも「HP Z1 Entry Tower G5」の大きな利点だ



Intel、インテル、Intel ロゴ、Intel Inside、Intel Core、Core Inside、Thunderbolt、Thunderboltロゴ は、アメリカ合衆国およびその他の国における Intel Corporation の商標です。

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