「HP Z1 Entry Tower G5」クリエイターズファイル 第2回
クリエイターから見た「HP Z1 Entry Tower G5」の魅力
スキャンCGの専門家も納得のコンパクト筺体と安心保証のクリエイター向けPC
2020年02月21日 11時00分更新
動画編集やグラフィックワークで活躍する様々なクリエイターと共に、日本HPのクリエイター向けPC「HP Z1 Entry Tower G5」魅力に迫る集中連載「HP Z1 Entry Tower G5」クリエイターズファイル。前回はそのスペックとパフォーマンスをテクニカルライターの目線で検証してみたが、今回は、実際にデジタル業界で活躍するクリエイターに「HP Z1 Entry Tower G5」を評価してもらおう。
テスターとして参加してくれたのは、CGSLAB合同会社 代表、山田有祐 (やまだ ゆうすけ)氏。3Dソフトウェア代理店にてテクニカル・サポート業務に従事、その後、映像制作会社のシステム管理を経て、それまでのソフト・ハード知識からスキャン専門の会社、CGSLABを設立。そのほか、過去に、pixiv社が開発した3Dモデルを簡単に作成できる無料キャラメイカー「VRoid Studio」などのコンサルティングも担当している。
スキャングラフィックス専門会社「CGSLAB」
──まずは、CGSLABについてもう少し詳しく教えていただけますか?
山田 CGSLAB合同会社では主に2D/3Dの高精度・高品質なスキャンサービスの提供と研究開発・制作を行っています。景観や小物、人物などをスキャンして、3Dモデルやテクスチャーを制作し、そうしたデータを映画やPVといった映像作品などに利用していただいています。
──CGSLABは、撮影スタジオとオペレーションルームが一体となっている。普段あまりお目にかかることがないような機器が所狭しと配置され、それらを駆使して様々なCGクリエイト業務に当たっている。
山田 私は主にハードやソフトの研究や開発を行っておりますが、他社へ出向して様々な検証なども行っています。ソフトウェアデモンストレーションやトレーニングから現場作業まで、就労人口の少ない業務を幅広く扱っています。
──普段つかわれているマシンのスペックやソフトウェアなどはどんなものなんでしょう?
山田 主にスキャン業務ではCore™ i7-8750H 2.2GHz搭載のノートPCを利用しています。こちらのマシンのGPUは、NVIDIA GeForce GTX1060 6GB GDDR5です。
スキャン業務に利用しているノートPCの主なスペック | |
---|---|
CPU | インテル® Core™ i7-8750H 2.2GHz |
メモリー | 32GB |
SSD 1 | m2 NVMe 512GB |
SSD 2 | 1TB |
GPU | NVIDIA GeForce GTX1060 6GB GDDR5 |
山田 自身では開発環境として、Core™ i7-6850K搭載の自作PCを使っています。
開発環境用メインPCの主なスペック | |
---|---|
CPU | インテル® Core™ i7-6850K |
メモリー | 64GB |
GPU | Geforce GTX1080ti |
GPU | Geforce GTX1080 |
SSD1 | m2 NVMe Intel 760p 1TB |
SSD2 | SATA Sundisk X400 512GB |
HDD1 | WD Blue 4TB |
山田 このほか、サブマシンとして日本HPの「HP Z600」も利用しているので、その点でも「Z1」と比較できるかなと思います。
ソフトウェアは、主にオープンソースの3Dソフト「Blender」と、3Dスキャン用のソフトとしてARTEC 3D社の「Artec Studio」を使っています。
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