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CES 2020レポート 第46回

CORSAIR、同社初となる空冷クーラーや複数ブランドの新製品をCESにて発表

2020年01月13日 09時00分更新

文● 本間 文 編集●ジサトラハッチ/ASCII

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同社初となる空冷クーラー「A500」も発表

 CORSAIRブランドでは、230mmラジエーターモデルの「iCUE H100i RGB PRO XT」、280mmラジエーターモデルの「iCUE H115i RGB PRO XT」、360mmラジエーターモデルの「iCUE H150i RGB PRO XT」の3つの簡易水冷クーラーを追加し、高性能CPUクーラーのラインアップを強化。本製品は、ポンプヘッドにアドレッサブルRGBを採用する。また、PWM制御で120mmファン搭載モデルは最大2400rpm、140mmファン搭載モデルは最大2000rpmのファン速度を完全制御可能なMLシリーズファンを備える。

 さらに、空冷クーラーとして最大250WのTDPにも対応可能な「A500」を発表した。A500デュアルファンクーラーは、4本のダイレクトコンタクト式ヒートパイプを備え、磁気浮上型ベアリングファンのML120を2つ搭載、400~2400rpmの間でPWMによる細かなファン回転数制御を可能にし、優れた冷却性と静音性を両立する。

 加えて、ファンの固定にはスライドロック式を採用し、ファンの位置を容易に調整でき、さまざまなDRAMに対応する。なお、A500の対応プラットフォームはAM4/AM3/FM2/LGA115x/LGA20xxとなる。いずれの製品も、CORSAIR独自のiCUEソフトウェアにより、RGB LED効果や色などの設定やファン制御などが行なえる。

iCUE H115i RGB PRO XT

CORSAIR初となる空冷CPUクーラーのA500

ファンはスライド式で、簡単に高さを調整可能

ダイレクトタッチ式の銅製ヒートパイプを4本備え、最大250WのTDPにも対応できる

 また、CORSAIRはASUSのマザーボードなどのRGB制御ソフトであるAURAと、CORSAIRの統合型ハードウェアコントロールユーティリティーであるiCUEの間で相互互換性を持たせることで、ユーザーが使いやすい環境で両社のハードウェアを制御できるようにしていく意向を示した。

 両社はお互いのソフトウェア開発キットの親和性を高め、その第1段階としてiCUEからASUS製マザーボードのRGB制御ができるようにしたり、AURAからCORSAIR製メモリのRGB制御が行なえるようにすると共に、対応製品の拡大を図っていく。

 さらに、iCUEが本来持つファン制御やモニタリング機能についても、将来的にASUS製品への対応を進めていく考えを示した。同社のプライベートブースには、実際にASUSのROGマザーボードを使ったデモも披露された。

ASUSでマザーボードおよびサーバービジネスを統括するAlbert Chang氏

CORSAIR iCUEとASUS AURAの互換性動作デモ

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