今冬に発売された話題のスマホを
アスキースマホ総研の3人がクロスレビュー
アスキースマホ総研のメンバー(ドロイドさん、スピーディー末岡、南田所長、つばさ、エリコ)が2019年冬の最新スマートフォンをクロスレビュー! メインはドロイドさんとスピーディーの2人、端末によって残りの3人が入れ変わるシステムでお届け!
第1回はミドルクラスの価格ながら21:9のディスプレーを楽しめる「Xperia 8」を語り尽くす!
Xperia 8はディスプレーが6型(1080×2520ドット)液晶で、アスペクト比はXperia 1から続く21:9を採用している。スペックはSoCにSnapdragon 630、メモリー4GB、内蔵ストレージが64GB、バッテリー容量は2760mAh。本体サイズは約69×158×8.1mm、重さが約170g。カラバリはホワイト、ブラック、オレンジ、ブルーの4色がラインナップされる。
auに加えてY!mobileとUQ mobileでも取り扱っており、今回はau版でレビューしている。価格はauオンラインストアで5万9040円だが、実売は3~4万円ほど。
細かい部分で不満はあるものの完成度十分
スマホ総研リーダー ドロイドさん
評価:★★★★★
価格の割にスペックが……という意見もわかるのですが、Xperiaブランドを冠するのに十分なデザインの完成度を持っており、Y!mobile/UQ mobileの新規契約が前提とは言え、3万円台の価格は普通にバーゲンと言えるものでしょう。前面上下の太めのベゼルも実際に手に持つとさほど気にならず。横幅69mmの細さが完全に手になじみ、ずっと持っていたい感覚です。
性能面、機能面についても大きな問題はないのですが、2760mAhという今ではかなり控えめなバッテリーサイズとカメラの結構豪快な出っ張り、そして超広角カメラが無い点はとても歓迎はできません。実際の点数は4.05くらいということで。
カメラの性能が微妙
主席研究員 スピーディー末岡
評価:★★★★
2眼カメラでSoCはSnapdragon 630、メモリー4GB、内蔵ストレージ64GBって、すでに中国系メーカーなら2万円程度で売っているので、たしかにコスパについて不満がでるのはわかる。しかし、この端末の進化は、この価格ながら21:9のシネマディスプレーが体験できるところだ。上位モデルと違って液晶パネルだが、解像度はフルHD+と必要十分なので、映画などのストリーミングと非常に相性がいい。同じようなスペックの「Xperia Ace」との大きな違いが、このディスプレーといえる。
個人的にXperia 10 Plusが気に入っていたので、日本向けにブラッシュアップされて登場したのは大歓迎。スペック的にゲームはやや厳しい(画質の設定などで処理を軽くできるが)部分があるものの、映画などを黒帯ナシで見られるのは没入感が得られる。しかもイヤホンジャックもあるので有線派にもオススメ。
横幅が持ちやすくコスパもまずまず
研究員 ミナミダ
評価:★★★
電源ボタンを兼ねた側面指紋センサーの復活は素直に朗報だろう。21:9の画面比率のXperiaで最安、ワイモバで一括3万6000円という立ち位置は明確で、幅69mmの本体は170gと少々重いが持ちやすく、2画面表示も快適。ただし、リアのデュアルカメラは標準+望遠の組み合わせで、旅行時にカメラ代わりに使いたい筆者的には、同じCPUを搭載しつつトレンドの標準+広角を組み合わせた「AQUOS sense3」がより魅力的に感じてしまう。
au「Xperia 8 SOV42」の主なスペック | |
---|---|
メーカー | ソニーモバイル |
ディスプレー | 6型液晶(21:9) |
画面解像度 | 1080×2520ドット |
サイズ | 約69×158×8.1mm |
重量 | 約170g |
CPU | Snapdragon 630 2.2GHz+1.8GHz (オクタコア) |
メモリー | 4GB |
内蔵ストレージ | 64GB |
外部メモリー | microSDXC(最大512GB) |
OS | Android 9 |
FeliCa | ○ |
カメラ画素数 | アウト:約1200万画素(F値1.8)+約800万(F値2.4) /イン:約800万画素(F値2.0) |
ワンセグ/フルセグ | ×/× |
防水/防塵 | ○/○ |
バッテリー容量 | 2760mAh |
生体認証 | ○(指紋) |
連続通話時間 | 約1700分 |
連続待受時間 | 約580時間 |
USB端子 | Type-C |
カラバリ | ブラック、ホワイト、オレンジ、ブルー |
私たちがレビューしました!
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