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業界人の《ことば》から 第373回

なぜJEITAの会員企業が増加しているのか

2020年01月06日 08時00分更新

文● 大河原克行、編集● ASCII

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5Gの世界需要は150兆円以上

 今回の調査では、5Gやおよびローカル5Gの動向についても触れている。

 これによると、5G市場の世界需要は、年平均成長率が63.7%となり、2030年には、168兆3000億円に拡大。2018年比では、なんと約300倍にも拡大すると予測した。そのうち、WAN5Gは158兆円、ローカル5Gの世界需要額は10兆8000億円としている。

 日本のローカル5G需要は、2020年から顕在化すると見ており、2025年には3000億円、2030年には、約4.4倍となる1兆3000億円に拡大すると予測した。

 遠藤会長は「5Gは、これからの成長を牽引するキードライバーであり、Society 5.0を実現するための重要な基幹インフラになる」とコメント。

 「日本では、2020年春から5Gサービスが本格的にスタートする。あらゆるものがネットワークにつながる世界の実現が目前に迫ってきた。

 超高速大容量、超低遅延、超高信頼、多数同時接続の特性を有する5Gにより、民生用途、産業用途を問わず、工場、病院、農場、建築現場、スタジアム、街など多様な場面で新たなイノベーションが起こり、新たなサービスも次々と生まれることが予想されている。

 また、いままで通信の安定性や法規制などの課題から、無線ネットワーク化が難しかった工場や農場、建設現場やイベント会場、病院といった領域では、ローカル5Gに対する期待が高まりつつある」とする。

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