CSP/IoTの世界規模は500兆円を超える
一方、JEITAでは「電子情報産業の世界生産見通し」も発表した。
2017年に予測したCPS/IoTの世界市場規模は、2030年には404兆4000億円としていたが、今年の調査では2018年で241兆1000億円となっており、2030年には532兆1000億円の規模に修正。前回調査に比べて、127兆7000億円も大きくなると予測した。
その中核となるのが、やはり電子情報産業である。
2019年は、世界経済の先行き不透明感の拡大にともなう投資抑制などの影響で、2兆9219億ドルと、前年比微増に留まる見込みとしたが、2020年は、先行きに懸念はあるものの、5Gの進展や攻めのIT投資の拡大などにより、3兆807億ドルと、過去最高を更新すると予測した。
品目別で見ても、電子部品は2020年には過去最高を記録すると予測。ソリューションサービスも、2019年に続いて、2020年も過去最高の世界生産額を更新する見込みだ。
また、日系企業の世界生産額は、2019年は37兆4000億円、そのうち国内生産額は11兆円と予測。さらに、2020年の日系企業の世界生産額は前年比2%増の38兆1000億円、国内生産額はほぼ横ばいとしている。
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