4K有機ELの狭額縁か、オリジナリティあふれる木製か
新製品について簡単に説明しよう。既報の通り、Spectre x360 13は、左右に加え上部も狭額縁にすることで、13.3型液晶パネルのモデルでありながら、11インチクラスのより小さいノートと同等の小型化を実現している。一方で、360度ヒンジを採用したコンバーチブルタイプの機種とあり、コーナー部分に搭載した、USB Type-C端子など、新しい提案も実施している。
仕様的にも充実しており、標準の液晶パネルのほか4Kの有機ELパネルや、第10世代のCore iシリーズ、超小型のWindows Hello対応赤外線カメラや、最大1TBのSSDなどを装備できる。
ENVY x360 13 Wood Editionと、ENVY x360 15 Wood Editionは、キーボード手前のタッチパッドとパームレストに天然木を使用したモデルだ。本体はアルミ合金製だが、常に触れる部分は天然素材の手触り感を重視している。
硬いウォールナット材を一枚板として使用しており、パームレストとタッチパッド部分はレーザーカットで切り込みを入れてボタン操作ができるようになっている。爪や手の脂、水分などに耐え、乾燥した地域でも湿気の多い地域でも長期間使える対候性も確保、タッチパッドの感度といった条件をクリアし、市場投入で来た機種だ。なお、HP ENVY x360 13には、日本市場限定のセラミックホワイトの筐体も用意されている。
コンシューマーPC部門の責任者に聞く
この発表会後しばらくして、編集部では、台湾にあるHPの設計拠点で、個人向けノートとプレミアム製品の責任者を務めるJosephine Tan(ジョセフィン・タン)氏のお話を伺い、HPがデザインや使い勝手に込めた思いを知ることができた。
Tan氏はHPのコンシューマー向けノートブックの世界市場全体の戦略を担当するバイスプレジデント。ちなみに、ASCII BESTBUY AWARD 2019のゲーミングノート部門の金賞に輝いた二画面ノート「OMEN X 2S 15 エクストリームモデル」にも携わっている。