・「パソコンを起動するのは年賀状作成のときぐらい」という家庭は要注意!
・定期的なソフトウェア更新をしていないパソコンは、悪意ある人たちにとって絶好の標的。
・定期的な起動&更新が唯一の対策。
年賀状の季節、実家のパソコンに危険が迫る!?
令和元年も残り少なくなってきました。皆さん、年賀状の用意は済みましたか? 最近ではスマートフォン経由で年賀状のデザインから郵送までお任せできるWebサービスが人気を得ていますが、あなたの両親や祖父母はいかがでしょう? まだまだパソコンソフトでデザインした年賀状をプリンターで印刷し、ポストに直接投函しているのでは、と想像します。じつはここにセキュリティの穴が存在するのです。
今回は、皆さんからご家族にぜひ伝えてほしい、年末ならではのパソコン向け注意報です。
長期間動かしていないパソコンは弱点だらけ!
「パソコンで年賀状を作ること」自体が危険なわけではありません。パソコンを日頃から利用しているならば問題は起きづらいのです。では、どこに危険性があるのでしょう?
年老いた両親や祖父母のみで暮らす家庭では、「パソコンを起動するのは年賀状作成のときぐらい」という話を聞きます。じつはこの状態が危険なのです。なぜなら、悪意ある人たちにとって、ソフトウェアを更新していないパソコンは絶好の標的だからです。
パソコンを動かすための基本ソフト(Windowsなど)をはじめとするソフトウェアは、セキュリティの穴を塞ぐため、定期的に更新(アップデート)が必要です。パソコンの利用頻度が高ければ、各ソフトウェアの更新も滞りなく済むのですが、年賀状の作成がほぼ唯一のパソコン利用という場合、ほぼ一年間あらゆるソフトウェアの更新を怠っていることになります。すると、パソコンを起動してインターネットに接続した瞬間、更新さえしていれば防げたはずの攻撃をマトモに受けてしまうのです。
大掃除と一緒に必ずパソコンのメンテナンスを!
すぐに攻撃が来なくても、おそらく起動した途端、様々なソフトウェアから「更新せよ」との警告画面が表示されるはずです。最初は面食らうと思いますが、順次ソフトウェアを更新してください。その際、Windowsの更新から始めるとスムーズに進むでしょう。そして次からは、月一回程度の割合でパソコンを起動してソフトウェアの更新を滞らせないことが大切です。
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