■スマホだけじゃない、プラスアルファの魅力
シャオミがライバルと異なる点として、「スマホだけじゃない」製品ラインがあります。発表会では、日本でも話題になった三洋電機出身の内藤毅氏と共同開発したIH炊飯器を大きく紹介。日本から中国に渡った技術が、製品となって日本に「逆輸入」される形になりました。
シャオミは多くの中国企業とコラボすることで、こうしたIoT家電を2000製品以上も取り扱っているとのこと。浄水器や体組成計、電動キックボードやドローンなど、ありとあらゆるスマート家電を取り揃えています。
最近は安くて品質の良い中国製家電が増えており、Ankerのように消費者の支持を得るブランドも出てきています。ただ、深センなどに多い新興企業は知名度が低く、ECサイトのレビューもすべてが信用できるものではないなど、選び方は難しくなっています。
そこでシャオミが目利きとしての役割を果たしてくれれば、安くて良い中国製家電を安心して選ぶためのラベルになるはず。国内への実店舗展開、キャリアやMVNOによる採用を含め、2020年からの本格展開に期待したいところです。

この連載の記事
-
第270回
スマホ
iPhone値上げ、Pixel躍進──2022年のスマホを振り返る -
第269回
Apple
アップル「iPad(第10世代)」なぜ値上げ? -
第268回
iPhone
iPhone「mini」ユーザーはどこへ向かうのか -
第267回
Apple
アップル「M2 MacBook Air」M1ユーザー視点でレビュー -
第266回
スマホ
iPhone値上げ 高コスパAndroidにチャンスはあるか -
第265回
Apple
アップル製品の「壁」を取り払う新機能に注目 #WWDC22 -
第264回
スマホ
メガネをかけると大画面? 「Nreal Air」を試した -
第263回
ビジネス
在庫不足のアップル、コスト増のアマゾン──GAFA決算、各社の課題浮き彫り -
第262回
PC
出張用のPCやモバイル回線を見直した -
第261回
Apple
アップル「Mac Studio」Mac miniから買い換える価値はある? -
第260回
スマホ
楽天モバイル「Apple Watch」は新たな強みになるか - この連載の一覧へ