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業界人の《ことば》から 第368回

ヤフーとLINE統合に見る、GAFAと中国BATへの危機感

2019年11月21日 09時00分更新

文● 大河原克行、編集● ASCII

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この1年はお互いに戦う期間

 出澤社長は「1年という期間には、いろいろなことが起こる」とする。

 そして「統合までに1年間の期間があり、その間は、統合に向けた具体的なステップが取れない。いまできることは、よりよいサービスを作り、ユーザー評価を受けて成長すること。我々も成長した形で統合したいと考えている」と語る。

 また、川邊社長は「ヤフーの社員には、これからの1年間は思いきりLINEと戦えと言った。どちらがいいサービスを作れるのか、勝負を続けろと言った。それが日本のインターネットユーザーのためにはいいことである」と述べた。

 川邊社長は、これを「お互いに『花嫁武者修行』をする期間」と位置づける。

 1年後の統合に向けて、お互いの会社がいま以上に成長していないと、GAFAやBATとの差は開くばかりだ。

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