自動で性能不足を解決
新技術では、学習の度合いに合わせて、最適な演算精度を自動制御して高速化。また、多様な実行環境に対して演算速度を安定化させることができるようになり、自動的に性能不足を解決できる効果がある。
「内部データの分布に応じて、最適なビット幅を動的に選択する『ビット削減技術』と、並列学習効果の低下による回数増加を予測し、打ち切りを自動調整する『同期緩和技術』で構成。計算の中身を自動的に分析して、無駄な厳密性を落とし、計算を最大10倍に高速化。試行錯誤で時間がかかった最適化を自動化できることから、専門家だけでなく、誰でも使えるものとして提供できる」とする。
今後は、広く普及しているAIフレームワークに組み込み、ディープラーニングを使ったAIサービスの実行基盤としての活用提案をするという。
このように富士通研究所では、AIの課題を解決するために、最新のコンピューティング技術などを活用している。
富士通研究所の原社長は「富士通は世界最先端のコンピューティング技術を有していると自負している」と自信をみせ、AIにおける課題解決に貢献することを訴える。
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