各種ベンチマークソフトを使って「New XPS 13 2in1」の性能をチェック
第10世代Coreで仕事もエンタメにもガッツリ使える高性能13.4型ノートPC (1/2)
2019年11月01日 09時00分更新
デルの「New XPS 13 2in1」は、第10世代のCoreプロセッサーを搭載した2in1タイプの13.4型ノートパソコン。スタンダードモデルは、CPUがCore i3-1005G1、メモリーが8GB、ストレージが256GB SSD、GPUがインテル UHD グラフィックスといった構成だが、試用機は「New XPS 13 2in1 プラチナ(ブラック)」は、CPUがCore i7-1065G7、メモリーが16GB、ストレージが512GB SSD、GPUがインテル iris Plus グラフィックスといった構成のハイエンドモデルだ。Officeなしの価格は21万9978円だが、クーポンを使用することで18万2581円で購入できる(10月30日時点)。
前々回は外観、前回は使い勝手を紹介したが、今回は、各種ベンチマークソフトを使って、New XPS 13 2in1の実力をチェックしていこう。
■New XPS 13 2in1:ベンチマークのポイント
・ハイエンドな性能の2in1ノートパソコン
・一般的な作業はもちろん写真、動画編集もある程度快適な第10世代Coreプロセッサー
・軽めのゲームであればバッチリなインテル iris Plus グラフィックス
・早くて快適な512GB SSDを搭載
一般的な作業はもちろん写真、動画編集も快適な第10世代Coreプロセッサー
まずは、「CINEBENCH R20」を使って、Core i7-1065G7のパフォーマンスをチェックしてみよう。CGのレンダリング性能から独自のスコアを算出するソフトで、CPUの性能をチェックすることができる。
Uシリーズの新モデルであるCore i7-1065G7は、4コア/8スレッドのノートパソコン向け超低電圧CPUで、ベースクロック数は1.3GHz、ターボ・ブースト時の最大クロック数は3.9GHz。計測した結果、CPUのスコアは1336pts、CPU(Single Core)は426ptsとなった。同じシリーズで第8世代のCore i7-8550Uのスコア(参考例:CPU 約1151pts、Single Core 約386pts)と比較した場合、CPUのスコアは約16%、CPU(Single Core)は約3.5%ほど性能が向上していることがわかる。一般的な作業はもちろんのこと、16GBメモリーを搭載しているので写真編集もよほど負荷が高い作業でなければ快適にこなせるだろう。
軽めのゲームであればバッチリなインテル iris Plus グラフィックス
続いて、New XPS 13 2in1に搭載されているインテル iris Plus グラフィックスの性能を確かめるべく、「3DMark」を使ってみた。結果、「Fire Strike」は2230、「Sky Diver」は7377、「Time Spy」は735というスコアに。AAAタイトルの大作ゲームはさすがに厳しいだろうが、「インテル UHD グラフィックス 620」(参考例:Fire Strike 約1238、Sky Diver 約4868、Time Spy 約474)などの内蔵GPUよりも大幅にパワーアップしているため、動画編集や、ブラウザーゲーム、軽めのMMOなどは快適といえる。
早くて快適な512GB SSDを搭載
試用機にはPCIe NVMe接続対応の512GB SSDが搭載されている。今度はSSDのストレージ速度を検証するため、「CrystalDiskMark」を使ってみた。シーケンシャルリードは2398.3MB/秒という結果になった。OSの起動やアプリケーションの立ち上げなどはいずれも早く、ストレスを感じることはないはずだ。