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デルが販売する13.4型ノートパソコン「New XPS 13 2in1」の使い勝手を解説

長時間駆動で静音キー、外でもバリバリ使える第10世代Coreの13.4型ノートPC

2019年10月26日 10時00分更新

文● 市川 編集●ASCII

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デルが販売する13.4型ノートパソコン「New XPS 13 2in1」

 デルが販売する「New XPS 13 2in1」は、第10世代のCoreプロセッサーを搭載した13.4型ノートパソコン。今回試用した「New XPS 13 2in1 プラチナ(ブラック)」は、CPUがCore i7-1065G7、メモリーが16GB、ストレージが512GB SSDといった構成のハイエンドモデルである。価格はOfficeなしモデルで21万9978円(10月25日現在)だが、ウェブ直販サイトでクーポンを利用すると18万2581円で購入できる(10月25日現在)。

 前回は外観について紹介したが、今回はNew XPS 13 2in1の使い勝手についてチェックしていく。

■New XPS 13 2in1:使い勝手のポイント
・仕事と趣味で重宝するほどの実力を持つ2in1ノートパソコン
・静かな環境でもタイピングができるキーボード
・約17時間以上と1日中使えるバッテリー駆動時間
・快適さを実現した第10世代Coreプロセッサー

仕事と趣味で重宝するほどの実力を有した2in1ノートパソコン

あらゆるシーンに合わせてディスプレーを変形できる2in1タイプ、第10世代Coreプロセッサー(Ice Lake)を搭載しているのが魅力

 New XPS 13 2in1は、あらゆるシーンに合わせてスタンドモードやタブレットモードなど使い方を変更できる2in1と、第10世代のCoreプロセッサー(Ice Lake)を搭載している点が魅力的なポイントだ。アルミ素材を採用した筐体の重さが気になるところだが、特段不便に感じるほどではなく、カバンに収納して持ち運んでも問題はない。仕事と趣味で重宝するほどの実力を持っているため、メインマシンの候補にふさわしいと感じた。

静かな環境でもタイピングができるキーボード

静かな環境でもタイピングできるが、キーストロークが思った以上に浅いので多少の慣れが必要

 前回はキーボードの概要を紹介したが、今回はキーボードの打ち心地などをチェック。キーピッチは約19mmで、テンキー非搭載のアイソレーションタイプとなっている。打鍵音は控えめなので、会議中や喫茶店での作業など静かな環境でタイピングしても問題はない。

 また、磁石を使ってキートップを浮かせる「MagLev(磁気浮遊)」を採用しているため、打鍵感は独特で人によっては普通のキーボードと違う感じに慣れが必要な場合があるかもしれない。私は何度か使っていくうちに慣れることができた。打鍵した際には多少反発力が生じるので、打ち心地については申し分ない。

 一方、タッチパッドの面積は広めで、マウスのカーソル操作がしやすいとともに、クリックしたときの感度もよかった。万が一マウスを忘れてしまっても、タッチパッドでも快適に作業できるのはうれしい。

 

約17時間以上と1日中使えるバッテリー駆動時間

「BBench」計測結果

 外へ持ち運びたい人にとって欠かせない情報といえば、なんといってもバッテリー駆動時間だろう。そこで、バッテリー駆動時間を計測するベンチマークソフト「BBench」を使ってみた。本体側は「電源プラン(推奨)」、画面の明るさを「40%」に設定し、BBenchは「60秒間隔でのWeb巡回」と「10秒間隔でのキーストローク」に設定。満充電状態から駆動時間を計測した結果、バッテリー残量が11%の時点では約17時間24分52秒となった。用途によっては駆動時間は異なるが、ほぼ1日中仕事と趣味を堪能できることが判明した。

快適さを実現した第10世代Coreプロセッサー

「WIN SCORE SHARE」計測結果

 最後に、New XPS 13 2in1のマシンスペックを計測すべく、Windowsシステム評価ツールの「WIN SCORE SHARE」を使ってみた。総合評価は8で、Core i7-1065G7とメモリーは8.9、インテル Iris Plus グラフィックスは8、プライマリディスクの512GB SSDは9.1となった。

 どの項目も8以上のスコアを算出し、基本性能は高めであることがわかった。とりわけ、インテル Iris Plus グラフィックスは第10世代Coreプロセッサーに採用された内蔵GPUで、第9世代の内蔵GPU「インテル UHD グラフィックス 620」よりもゲームのフレームレートが最大1.8倍向上したという上位モデルだ。一般的な作業以外にも、負荷の高いゲームや動画編集などの作業も快適にできる性能を持っている。

 次回は各種ベンチマークソフトを使って、New XPS 13 2in1の実力をチェックしていく。

New XPS 13 2in1の主なスペック
標準スペック 試用機のスペック
CPU Core i3-1005G1 Core i7-1065G7
グラフィックス インテル UHD グラフィックス インテル iris Plus グラフィックス
メモリー 8GB 16GB
ストレージ 256GB SSD 512GB SSD
ディスプレー 13.4型(1920×1200ドット/3840×2400ドット)、WLEDタッチディスプレー
内蔵ドライブ -
通信規格 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ax)、Bluetooth 5.0
インターフェース Thunderbolt 3×2(DisplayPort/PowerDelivery)、microSDカードリーダー、3.5mmヘッドフォン/マイク コンボジャック
内蔵カメラ 約92万画素ウェブカメラ
サイズ/重量 およそ幅296×奥行207×高さ7~13mm/約1.33kg
OS Windows 10 Home(64bit)

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