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狭いスペースを有効活用したい法人向けモデル

懐かしさすら感じる19型スクエア液晶ディスプレーを超久々に触る

2019年09月27日 13時00分更新

文● 宮崎真一 編集●ジサトライッペイ

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VESAマウントで小型PCを備えつけるのもアリ

 また、背面はVESAマウント(100×100mm)があり、小型PCを備え付けて運用するのもアリだろう。ただし、その際はPCの映像出力端子に気を遣い、場合によってはHDMI-DVIなどの変換ケーブルを用意するのをお忘れなく。

VESAマウントに対応

 消費電力は日本エイサーの実測によると、通常時が15.8Wでピークが20.5W。さらにスタンバイ時が0.3Wでオフモード時が0.14Wと、こと細かく消費電力が明記されているあたりはいかにも法人向けモデルらしい。

 また、スクエア液晶ディスプレーは、机上のビジネス用途のほかに、工場などにおいて各種工作機械のモニタリング用途に使われることもある。そうした用途では、アスペクト比5:4に合わせて製作されたオリジナルソフトウェアを使用する場面が多く、スクエア液晶ディスプレーが必須となる。先ほど映像入力端子がD-Sub 15ピンとDVI-Dしかないことを紹介したが、これもこうしたモニタリング用途を加味してのことではないだろうか。

 OSDは液晶パネル右下に用意された5つのプッシュボタンで操作する。これらのボタンは前面からアクセスできるため、その操作性は上々だ。OSDには「Empowering Technology」と呼ばれる「User」、「ECO」、「Standard」、「Graphics」、「Movie」といったユーザーの用途に合わせたプロファイルを用意。さらに、眼精疲労の原因とも言われるブルーライトの低減機能を備えている点は、長時間利用するユーザーにとってありがたい機能だ。

液晶パネル右下に用意されたOSD操作用のプッシュボタン。なお、一番右のプッシュボタンは電源投入用だ

OSDメニュー

まとめ:間取り図を表示させると結構使いやすい
業務用の置き換え対象としては魅力的な選択肢

 スクエア液晶ディスプレーというと、一般ユーザーにはあまり馴染みがない製品かもしれない。しかし、実際に業務で利用している人にとっては、その置き換え対象として選択肢があることは非常にありがたいのではないだろうか。昔はさまざまなスクエア型があったが、今ではかなり少なくなってきている。

 また、スクエア液晶ディスプレーは文書ファイルや地図を閲覧する際は、一画面に情報が収まりやすく見やすいという発見があった。特に、不動産業などで間取り図を表示させたり、その間取り図をデザインしたりする際には、このV196LBbdはかなり扱いやすい製品であることは確か。

 もし業務でスクエア液晶ディスプレーを探しているのであれば、このV196LBbdは有力な選択肢になるだろう。価格は法人向けのため非公開だが、見積もりは無料なので、気になる方は日本エイサーの法人向けサイトである「Business DN'A」で気軽に問い合わせてみてほしい。

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