実はより大画面なスタンダードモデルHUAWEI Mate 30
「HUAWEI Mate 30」はディスプレーサイズがHUAWEI Mate 30 Proよりも若干大きい6.62インチ(1080×2340)。有機ELパネルだが「ホライゾンディスプレー」ではないため、両サイドにベゼル(2.8mm)はあるが、上下は4mmとHUAWEI Mate 30 Proよりも狭くなっている。またノッチもHUAWEI Mate 30 Proよりも小さいので、画面占有率ではHUAWEI Mate 30のほうが実は上。本体背面などのデザインはHUAWEI Mate 30と同じで、ビーガンレザーを採用したモデルもラインアップしている。
カメラは超広角(17mm/1700万画素/F2.2)と標準(27mm/4000万画素/F1.8)、望遠(80mm/800万画素/F2.4/OIS)に3D深度センサーを加えたクアッドカメラ仕様。光学手ぶれ補正が望遠のみだが、超広角の焦点距離はHUAWEI Mate 30のほうがより広角だ。
こちらも4Gモデルのほか5Gに対応した「HUAWEI Mate 30 5G」をラインアップしている。発売時期および日本を含め各国での展開は未定。
超豪華なポルシェデザインモデルが今回も登場
Mateシリーズでは定番となっているポルシェデザインモデル。今回も「HUAWEI Mate 30 Pro」をベースにした「HUAWEI Mate 30 RS」をラインアップしている。背面は本革が使われておりカラーラインアップは黒と赤の2色。発売時期および日本を含め各国での展開は未定。価格はメモリー12GB、内蔵ストレージ512GBのモデルが2095ユーロ(約25万円)。
展示機にグーグル製アプリは搭載されず
発売時期が未発表なのも仕様の確定ができないためか?
今回の発表会で展示されていた「HUAWEI Mate 30」シリーズのOSはAndroid 10。ただしいずれのモデルも「GMS(Googleモバイルサービス)」ではなく「HMS(ファーウェイモバイルサービス)」を搭載。そのため「Google Play」や「Googleマップ」といったGoogleのサービスやアプリが搭載されていない仕様で、中国で発売されているAndroid端末に近い状態だった。
発表会のプレゼンでもGMSへの言及は避け、HMSの説明がされたものの、現地で取材した印象では、中国版ではないワールドワイドモデルがどのような仕様で販売されるかは断定できない状態。発売時期が未発表なのもこのあたりの事情が関係していると思われる。状況次第ではワールドワイドモデルもHMSを搭載した中国版に近い仕様で販売される可能性も高そうだ。