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Officeや軽めの写真編集なら快適作業可能

15.6型で1kg以下、外出先でもバリバリ仕事できる性能のノートPC「Swift 5」

2019年09月20日 09時00分更新

文● 八尋/ASCII

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日々の生活を充実させるモダンPCとは?

 モダンPCとは、マイクロソフトが提唱する、スタイリッシュさと使い勝手のよさを両立したモバイルノートパソコンで以下のような特徴がある。

・SSD/eMMC搭載で処理が高速なのに加え、指紋認証やWindows Helloでの顔認証で簡単・安心ログインが可能。起動を高速化する「高速スタートアップ」も搭載
・薄くて軽いボディーで、外出先にも気軽に持っていける
・タッチ操作対応の2 in 1タイプで、ノートパソコンだけでなくタブレットとしても使用できる
・Microsoft Office搭載で日々の仕事を快適にこなせる

 Windows 7のサポート終了が迫る中、日々の生活をモダンPCでより充実・快適にしてみてはいかがだろうか。

「Swift 5」

 日本エイサーが販売する「Swift 5」は、約999gと1kgを切る軽さ、厚さおよそ15.9mmという薄さで、15.6型ながらモバイルできるノートパソコンだ。狭額ベゼルを採用し、14型並みの筐体に15.6型ディスプレーを搭載しているのも特徴となっている。

 前回は、Swift 5の外観や使い勝手について紹介した。今回は、ベンチマークについて紹介する。今回試用したのは「Swift 5 SF515-51T-H58Y/BF」で、主なスペックはCore i5-8265U、8GBメモリー、512GB SSDとなる。

試用機の主なスペック
機種名 Swift 5 SF515-51T-H58Y/BF
CPU Core i5-8265U(1.6GHz)、4コア/8スレッド
グラフィックス インテル UHD グラフィックス 620
メモリー 8GB
ストレージ 512GB SSD
ディスプレー 15.6型(1920×1080ドット)
内蔵ドライブ
通信規格 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 5.0
インターフェース USB 3.0端子×2、USB 3.1 Gen.2(Type-C)端子×1、HDMI出力端子(HDCP対応)、ヘッドフォン/マイクジャック
サイズ/重量 およそ幅358×奥行230×高さ15.9mm/約999g
OS Windows 10 Home(64bit)

外でもオフィスでも仕事でしっかり使える性能

狭額ベゼルにより14型並みの筐体に15.6型ディスプレーを搭載している

 前述したとおり、Swift 5はモバイルノートとしては大きめのディスプレーを搭載しており、外出先でも広い表示領域で仕事ができる。では、どれくらい仕事が快適にできるパフォーマンスを持っているのか、今回はベンチマークを計測してみた。

 まずはパソコンの総合性能を計測する「PCMark 10」をチェック。結果は総合スコアが3518。また、マシンの基本性能を示す「Essentials」は7288、ビジネスアプリの性能を示す「Productivity」は6176、クリエイティブ系アプリの性能を示す「Digital Content Creation」は2626となった。

「PCMark 10」の結果

 EssentialsとProductivityは高めの数値を記録しているので、クリエイターなどでない限りは仕事は問題なく快適にこなせるだろう。Digital Content Creationはそこそこの数値だが、負荷がそこまで高くない写真編集といった作業程度であればこなせなくもない。

 CGレンダリング速度からCPU性能を測る「CINEBENCH R20」は、CPUが1110pts、CPU(Single Core)が367ptsという結果に。省電力向けで4コア/8スレッドのため、ノートパソコンのハイエンド向けCPUなどと比べるとさすがに見劣りするが、そこまで悪い数値ではなく、仕事や普段のウェブブラウジング、動画視聴といった面ではまったく問題ない。

「CINEBENCH R20」の結果

 ストレージ速度を計測する「CrystalDiskMark」では、シーケンシャルリードで1634MB/秒となった。データの読み込みやOSの起動などで速度にストレスを感じることはほとんどないだろう。加えて、Windows Hello対応のウェブカメラや指紋センサーを搭載しているため、起動に関しては何の不満もない。

「CrystalDiskMark」の結果

 最後に、3D性能をチェックするためにゲーム系のベンチマークを計測。「ドラゴンクエストX ベンチマーク」は、1920×1080ドット、フルスクリーンという設定で、最高品質、標準品質の2つのグラフィックス設定で計測。結果は、最高設定が4688(普通)、標準品質が5584(快適)となった。ドラゴンクエストXクラスのゲームであれば、問題なく快適にプレーできる。

最高品質での結果

標準品質での結果

 ドラゴンクエストXと比べると負荷が高い「FINAL FANTASY XIV 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」も計測。1920×1080ドット、フルスクリーン、標準品質(ノートPC)で2171(普通)という結果に。グラフィックス設定を高品質(ノートPC)に変更して計測したところ、1506(設定変更が必要)となった。FFXIV程度の負荷のゲームは、設定次第では遊べなくもないといったところだ。

標準品質(ノートPC)の結果

高品質(ノートPC)の結果

外出先でも大きめのディスプレーで快適に作業したい人にオススメ

モバイルするノートパソコンでもなるべく作業領域が広いほうがいいという人にオススメだ

 Swift 5は、モバイルノートパソコンがほしいけど、13.3型や14型だとちょっとディスプレーが小さいと感じている人にはもってこいの1台となっている。ベンチマークのスコアをみていると、負荷が高いゲームや写真・動画編集などでなければ何の問題もなく快適に動作する性能を持っており、会社や外出先でサクサク仕事するメインマシンにもオススメできるモデルだというのがわかった。

 また、チャコールブルーの筐体がとても落ち着いた色合いで、個人的にはかっこよくて好みなので、持ち運んで外でサッと取り出して使いたいなと感じる1台だ。大きめのディスプレーでモバイルできるメインマシンを探している人は、Swift 5を検討してみてはいかがだろうか。

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